双方の県鳥がライチョウであることから、かつては“雷鳥ダービー”と銘打ち、お互いを高め合っていた岐阜対松本の隣県対決。前回対戦は点の取り合いの末、PK戦で松本が勝利した。ホームとアウェイを入れ替えて行われる今節も、互いの誇りを懸けた熱戦が期待される。
明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループで、J3の岐阜は開幕から快進撃を見せ、一時は首位に立った。しかし地域リーグラウンド後半戦は、J2勢が対策を強めたこともあり、勝点を伸ばし切れずにいる。前節・札幌戦でも決定機を何度も作ったものの、相手の厳しい守備を崩し切れず、一瞬のスキから失点。終盤も攻撃的な姿勢は崩さず相手ゴールに迫ったが、終了間際に2失点を喫して悔しい敗戦となった。
それでも、短期間で上位カテゴリーと何度も戦う経験は、岐阜にとって確実に力になっている。目標はあくまで2026/27シーズンでのJ2昇格。そのためにもいまはチームとしてだけでなく、個々のレベルアップも重要であり、ライバル・松本との一戦は大きな試金石となる。先制後に突き放せるか、あるいは先制されても自分たちの形を崩さず逆転まで持ち込めるかが勝負を左右するだろう。
一方の松本は現在4連敗中(PK負け含む)。前節は甲府を10本も上回る13本のシュートを放ちながら無得点に終わった。ただ、
村越 凱光の5得点を筆頭に複数の得点源を持つ攻撃力は健在である。中2日の厳しい日程とはなるが、それを乗り越えて5試合ぶりの勝利を狙う。
このJ2・J3百年構想リーグにとどまらず、来季以降も見据えた両者の戦い。今節はどちらに勝利の凱歌が上がるのか、目が離せない一戦だ。
[ 文:斎藤 孝一 ]