今治は前々節・愛媛戦で2-0の快勝を収め、塚田 雄二監督就任後4試合目にして新体制初勝利を挙げた。ダービーマッチでの勝利とあり、チームは復調への大きなきっかけをつかんだかと思われたが、前節は奈良と対戦してホームで惜敗。上げ潮ムードは瞬く間に立ち消えてしまった。
「細部にわたって徹底してやるべきことをやらないと。99%相手を抑え込んだとしても、1%でも気を抜いたらやられる」(塚田 雄二監督) 指揮官がそう話すように、チームは多くの時間帯で攻勢に出ながら、攻守両面での勝負弱さを露呈。選手たちにチームが目指す形の凡事徹底を強く求める状況だ。
対する高知は前節、前回対戦でPK戦の末に敗れたFC大阪に、PK戦でリベンジ。今季ホームでの全勝記録を継続させ、明治安田J2・J3百年構想WEST-Aグループ3位を堅持している。
チームはコンスタントに勝点を伸ばしているが、やはり気になるのはアウェイでの戦績だ。ホームで無類の勝負強さを発揮する一方、アウェイでは1勝5敗(PK戦での勝敗を含む)と大きく負け越し。直近のアウェイ4戦では一度もゴールネットを揺らせていないなど、“内弁慶”っぷりが顕著に表れている。
加えて、今節は主将の小林 大智が累積警告により出場停止。チームの精神的支柱を欠く中、いかに苦手のアウェイ戦で躍動できるかが問われるところだ。
[ 文:松本 隆志 ]
