13試合を戦って4勝。Jリーグ参入初年度の滋賀にとっては決して悪い結果ではないものの、このところ4連敗中。7連戦という初体験の過密日程も含めて、ちょうど“壁”にぶち当たっている状況だ。
開幕戦になるはずだった2月8日の明治安田J2・J3百年構想WEST-Bグループ地域リーグラウンド第1節・大分戦が中止となり、2月25日に延期。その影響によって、2月は過密日程下でのアウェイ3連戦をこなすことになった。そのハードなスケジュールの中で徐々にJリーグのレベルに適応し、3月は4試合で2勝2敗の成績を収めることに成功。また、3月末から4月にかけて宮崎、琉球を相手に連勝し、波に乗ったかのように見えた。
しかしながら、4月19日に行われたホームでの第11節・大分戦以降、鳥栖、鳥取、熊本を相手に連敗。直近4試合で1得点10失点と、攻守両面で課題が表面化している。
序盤戦で堅実な守備を構築してきたが、それだけでは勝利を重ねることはできない。よりボールを保持する時間を作り、ゴールに迫る場面を増やさなければならない。難しい舵取りに直面する中で、チームは“生みの苦しみ”を味わっている。
その中で、今回対戦するのは山口。第1節が延期となったため、滋賀にとっては“参入後初めて戦ったJクラブ”であり、2月15日の前回対戦では1-2で敗れ、内容面でも“違い”を見せつけられた相手でもある。
それから約2カ月半。滋賀はその間にいくつもの浮き沈みを経験し、さまざまな課題に直面してきた。その時間を経て、どれだけの成長を遂げたかを証明するためのリベンジマッチとなるだろう。
一方の山口は、現在4位とトップハーフにつけている状況。しかし前節・鳥取戦では5試合ぶりの敗北を喫したことに加え、今大会ワーストとなる4失点を喫し、守備面に不安をのぞかせた。
連戦で練習時間が限られる中、前節の敗戦によって悪いサイクルに呑み込まれてしまうのか、あるいは再び上位争いへと挑む流れを作ることができるのか。山口にとっても今後を占う重要な一戦となりそうだ。
[ 文:籠 信明 ]