タフな5連戦の最後を飾る一戦。上位進出を狙う両チームが激突する。非保持型の松本に対し、ボールを丁寧に扱いたい藤枝。松本の獰猛なプレッシングが機能するかどうかが、主導権の行方を左右することになりそうだ。
松本は7勝8敗(PK勝ち1試合、PK負け2試合を含む)の勝点22で明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ7位。地域リーグラウンド第11節・札幌戦からはPK負け1試合を含む4連敗を喫していたものの、前節・岐阜戦で3−0と快勝を収めて連敗を止め、再び上向く兆しを示した。
この試合では前々節・甲府戦から先発8人を入れ替えた中でも躍動。
藤枝 康佑が2ゴールを挙げて勝利の立役者となっただけでなく、広島から期限付き移籍中の19歳・
井上 愛簾も加入後2ゴール目を奪った。2人は連動したプレスで岐阜のビルドアップを寸断するなど、守備面での貢献も光った。
このほか
松村 厳、
佐相 壱明といった若手や中堅だけでなく、
小川 大貴らベテランも一定以上の存在感を発揮。スタメン争いをより激化させることに成功した。
それでも、石﨑 信弘監督は岐阜戦翌日の取材で、「映像を見るとけっこう粗があった」と指摘。とりわけ3バックの連係などに注文をつけるなど、より高い完成度を要求した。守備の軸を担う
白井 達也は今季全試合でフル出場中。ハードな連戦のラストで、チームを連勝に導く活躍を期待したい。
対する藤枝は7勝8敗(PK勝ち2試合、PK負け5試合を含む)の勝点24。連戦中はPK負け3試合を含む4連敗と苦境に直面しており、白星で再浮上のきっかけをつかみたい局面だ。昨季まで松本のキャプテンを務めた背番号10・
菊井 悠介が復活のピッチに立つかどうかも、注目したい点の1つだろう。
[ 文:大枝 令 ]