4月19日に行われた明治安田J2・J3百年構想WEST-Bグループ地域リーグラウンド第11節・大分戦以降のスコアは0-3、0-2、1-3、0-2、1-4。入り方は悪くはないものの、ひとたび失点すると守備が崩れ、相手に勢いを与えてしまう。反撃を狙えばビルドアップでのミスでピンチを迎え、さらに失点を重ねる。
「もっとボールを持てなければ、今後は厳しくなる」と和田 治雄監督や選手は口にするが、その取り組みは結果につながっていない。
ここまで勝利した4試合は、すべて先制点を奪っている。一方で、先制を許した試合では1つも勝点を獲得できておらず、対応力や反発力に課題を抱えているのは明らかだ。
理想を追って完成度の向上を待つか。耐えて勝点を拾うサッカーに切り替えるか。あるいは勝利を導くニューヒーローの出現にかけるのか。8月に開幕を迎えるJ3リーグを見据え、残りの地域リーグラウンド4試合で自分たちのアイデンティティーを確立したいところだ。
対する鹿児島も同じように苦しい時間を過ごしている。第13節・鳥栖戦、前々節・琉球戦ではPK戦の末に勝利を挙げたものの、第10節・鳥取戦を最後に5試合にわたって90分での白星がない。
前節・大分戦では、クラブ史上最多となる11,988名もの観客を集めながら、決定力を欠いて0-1で敗戦。連戦の中でメンバーを入れ替えながら戦う中、勝点3を手にするための力強さが不足している。村主 博正監督も「甘さがある」と指摘し、マインドセットを変える必要性を説いた。
苦しい時間を過ごし、事態の打開を必要としている2つのチーム。5月10日に平和堂HATOスタジアムで行われる一戦は、互いの“変化”がカギを握る試合になりそうだ。
[ 文:籠 信明 ]


