岐阜は開幕戦でJ2の藤枝を撃破すると、その後も磐田、いわき、札幌と上位カテゴリー勢を次々と破り(いわき戦はPK戦勝利)、一時はグループ首位に立つことも。後半戦は相手の警戒が強まった影響もあって勝点を伸ばし切れなかったものの、J3勢ではグループ最上位をキープ。クラブ最大の目標である「26/27シーズンでのJ2昇格」に直結する大会ではないとはいえ、今大会の結果は新シーズンへ向けた確かな自信につながるはずだ。
石丸 清隆監督は「目の前の相手を全力で倒すだけ」と一戦必勝の姿勢を貫いてきた。だからこそ最終戦を勝利で締めくくり、“ストロングフィニッシュ”を飾れるかはチームの今後にも大きな影響を与えるだろう。
ただ、相手はJ2の大宮。前回対戦では0-3で敗れ、実力差を見せつけられた。しかし、決して何もできなかったわけではない。ゴールへ迫る場面を作り、押し込む時間帯もあった。今季積み上げてきた、常にアグレッシブにゴールを目指す“岐阜スタイル”を集大成として示したい一戦だ。
一方の大宮も開幕4連勝と好スタートを切ったが、後半戦は勢いを欠き、前節はJ3の長野に逆転負け。現在6位ながら、最終戦に勝てば最高4位まで浮上できる可能性を残している。宮沢 悠生監督も「やるべきことをやって勝点3を取るだけ」と力を込める。
少しでも上の順位で大会を終えたい両者の思いがぶつかる5位と6位による最終戦。サポーターの期待を背負い、互いに最後まで全力を尽くす熱戦となるだろう。
[ 文:斎藤 孝一 ]
