栃木Cはプレーオフラウンド第1戦で磐田と対戦。ダヴィド モーベルグの加入後初ゴールを含む3得点を挙げると、3-3で突入したPK戦の末に競り勝った。
この磐田戦で齋藤 恵太、乾 貴哉が奪った2点目と3点目のゴールは、いずれも右サイドで起点を作った狙いどおりの形から生まれたもの。地域リーグラウンド最終節・秋田戦で見えた課題を明確に修正し、チームとして内容面での上積みを実感させた。今矢 直城監督は「J2を戦えるレベルになってきた」と現状のチームに手ごたえを口にする。
栃木Cにとって、滋賀は2年前のJFLで対戦経験があり、滋賀のホームで対戦した開幕節では1-3で完敗を喫した相手だ。「あれから2年が経過し、自分たちがどれだけ成長できたかを測る試金石になる」(今矢 直城監督)と位置づける大事な一戦。ホームのファン・サポーターの前で、内容が伴った勝利をつかめるか。
一方、滋賀はプレーオフラウンド第1戦でFC大阪と対戦。延長前半に鈴木 翔太が自ら仕掛けて獲得したPKを冷静に沈め、1-0で勝利を収めた。PK勝ち1試合を含む2連勝で締めた地域リーグラウンドから好調をキープし、勢い十分の状態で栃木の地に乗り込んでくる。
鈴木 翔太は栃木Cの強さを認めつつも「自分たちのサッカーをすれば勝てるという自信はある」と語り、伊東 倖希は0-1で敗れた2年前のアウェイでの敗戦を振り返りながら「あの悔しさはいまも忘れていない」とリベンジを誓う。
あれから2シーズンのときを経て、ともにカテゴリーを上げて激突する両チーム。J2・J3百年構想リーグの最終戦を勝利で飾るのはどちらか。
[ 文:鈴木 康浩 ]

