秋田は前節の岩手戦を4-0で快勝した。
開始から目立ったのは秋田の球際のプレーだった。選手一人ひとりが体を寄せて相手の動きやパスの出どころを封じ、少しずつ流れを引き寄せる。すると前線が持ち味のスピードを発揮しゴールラッシュが始まる。27分と34分に齋藤 恵太が、59分に中村 亮太がゴールを挙げると、途中出場の新人・井上 直輝がデビュー戦で初ゴールを決めてみせた。
この試合では相手の状況を見て、攻め急がず試合をコントロールしたところも印象的だった。齋藤の言葉どおり「チームが同じ方向を向いている」のだろう。セットプレーのチャンスを生かせるようになれば、より手堅く勝点を積み上げられるはずだ。
一方の福島も八戸とのホーム戦を2-0で制している。スペースに複数の選手が進入して良い位置を取り、細かくパスをつないで崩すスタイルは健在。豪快なヘディングシュートを叩き込んだイスマイラのポストプレーも昨季から向上が感じられ、前線のポイントとなりそうだ。
互いに2連勝を狙う“東北ダービー”。秋田は福島とのホーム戦では2年連続で冷や水を浴びせられているだけに、ここで借りを返したい。
[ 文:竹内 松裕 ]