これまでと同様に、長野戦でも秋田は持ち味を発揮した。粘り強く守るべきところを守り、攻めるべきところを攻めた。長野に押し込まれて守備の時間が長くはなったが、攻め上がる場面では相手ゴールに鮮明な矢印を向けて走った。
今節も秋田の選手たちは決して気を抜かず、岐阜戦に全力を注ぐ。その一つひとつのプレーが明快で一貫性があるからこそ、観ている側もチームに思いを重ね合わせて応援することができるのだろう。その意味でも、秋田の試合は一見の価値がある。
一方の岐阜も前節、富山とのホーム戦をスコアレスで終えた。これで3試合連続引き分けと足踏みしているが、2位との勝点差はわずか『3』でJ2昇格をあきらめる数字ではない。デッドヒートが続く中、前々節には前田 遼一が今季初ゴールを挙げ、DFパウロンの新加入など起爆剤の要素もある。
1カ月前の対戦で、岐阜は秋田に0-5で敗戦していることも忘れてはいけない。秋田は直近の2試合で開始直後に決定機を作っているだけに、岐阜は気持ちを見せるためにも、試合の入り方がポイントになりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

