何よりも松本の充実ぶりが光る。U-19日本代表FW横山 歩夢のスピードを最大の武器としてちらつかせながら、幅を使った攻撃も定着。富山との前節は巧みにワンタッチを使って相手のプレスをかいくぐり、敵陣に迫った。決勝点はセットプレー。どこからでも点が取れるチームへと変貌を遂げつつある。
守備も安定している。3試合で1失点となっており、直近2試合はクリーンシート。ラインコントロールやマークの受け渡しなどの細部が洗練され、破たんをきたす頻度が激減している。もちろん相手の精度に助けられている側面はあるが、現状でも堅牢な牙城を築きつつあると言えるだろう。
対する福島はこの一戦を再浮上への一里塚とできるか。明治安田J3第9節・鳥取戦で勝ったのを最後に白星から見放されており、序盤戦はトップを快走していた順位も11位まで急落。首位・鹿児島に挑んだ前節も新井 光のゴールで一時は追いついたものの、その後に決勝点を許した。初めて乗り込むサンプロ アルウィンで8試合ぶりの歓喜をつかみ取れるか。
[ 文:大枝 令 ]
