その4連勝の内容を振り返ると、明治安田J3第14節・YS横浜戦と第15節・愛媛戦は、ほぼ自分たちが主導権を握り続けての完勝だったが、前々節・相模原戦と前節・宮崎戦は、相手の勢いに苦戦する時間帯も多かった中で勝負強く勝点3をつかんだ。自慢の支配力を発揮し切れていないという課題はあるが、辛抱強く自分たちの流れを引き寄せて勝利につなげるという、“勝ち方を知っているチーム”の特徴を身につけつつあるのは大きい。
一方、北九州は前半戦を5勝5分7敗で終え、勝点20の12位。持てる力を十分に発揮できているとはいえないが、直近4試合は3勝1敗で2連勝中と調子を上げつつある。後半戦での巻き返しに向けて、リーグ戦通算対戦成績が1勝2分4敗と相性の良くない上位の藤枝を倒して、自信を深めたい一戦だ。
それに向けて明るい材料は、佐藤 亮が直近6試合で4得点、髙澤 優也が5試合で3得点と決め切れる存在が出ているところだろう。
両チームとも実力者で、どちらかが一方的に主導権をつかむ展開にはならないだろう。お互いに耐えるべきところは耐えながら、どちらが勝機を逃さず結果に結びつけられるかが注目される。
[ 文:前島 芳雄 ]


