チームは明治安田J3第28節から3試合勝利から遠のくなど、昇格への“生みの苦しみ”を感じていたが、第31節・北九州戦の勝利でその重圧から解放されると、続くアウェイ連戦でも勝利。前節は堅守の奈良から3得点を奪うとともに、課題の守備面もクリーンシートで締めくくり、来るべき瞬間に向けてはずみのつく試合を演じた。
今節で愛媛が勝利を挙げ、3位の富山が引き分け以下に終われば、愛媛のJ2復帰が決まる状況にあるが、アウェイチームもそれを簡単に許してはくれないだろう。
対戦相手は、いまやこのリーグで最も勢いのあるチームだと言っても過言ではないYS横浜。新指揮官に倉貫 一毅監督が就任して以来、目覚ましく戦績を回復させており、前節もアウェイで北九州に快勝を収めて、4連勝を達成している。
前指揮官の星川 敬氏が構築したパスサッカーをベースにしつつ、劇的に変わったのは粘り強さを増した守備面。新体制になって以降六度のクリーンシートを成し遂げ、ここ4試合では1失点すら喫していない。
J2昇格に向けて邁進中の愛媛と、堅守をベースに4連勝中のYS横浜。どちらの勢いが勝るか、大いに見ものだ。
[ 文:松本 隆志 ]

