ここ5試合で3勝2分の琉球。前節・今治戦では10ゴールを挙げている
白井 陽斗を欠く中、11試合ぶりに先発出場した
野田 隆之介が攻撃をけん引し、山口から今季加入の
高木 大輔が87分に今季初ゴールを奪ってウノゼロを達成した。プロ10年目を超える経験豊富な2人は試合終了と同時に目頭を熱くさせ、喜びを共有。「野田選手が『俺ら2人がもっともっと引っ張っていこうよ』と言ってくれた。その言葉を胸にもっと上を目指していきたい」という高木は、培った百戦錬磨の経験値をチームに植えつけ、前向きな空気を送り込む存在となる。「琉球のために何ができるのかを常に考え、J2昇格J3優勝に向けて自分が中心となってこれからもっとやっていけるように頑張りたい」と話す高木を中心に、チームは結束力を一層高めて今節に挑めることだろう。
その相手となるのが好調の福島。リーグ戦7試合未勝利と悩ましい時期も過ごしたが、明治安田J3第11節・岩手戦(9◯0)の勝利から4連勝を達成し、前節の八戸との“東北ダービー”も2-0と、復調を果たしている。5月度の月間優秀監督賞を受賞した寺田 周平監督は「優秀監督賞ではなく、優秀チーム賞として全員で受賞を喜びたい」と、一枚岩になった結果であると話す。6月12日にG大阪との天皇杯2回戦を戦ったばかりで中3日の一戦となるが、連帯感を力に変えてアウェイの地に乗り込む。
尻上がりに調子を上げる主体的なスタイル同士の一戦。強固な結束力を主張して勝点3を手にするのはどちらだ。
[ 文:仲本 兼進 ]