北信越リーグ時代からしのぎを削ってきた両者が、異なる目標に向かって火花を散らす。
長野は前節、アウェイで福島に4-1と大勝。3試合連続で開始早々に先手を奪うと、その3分後に追加点を奪取。後半も勢いを切らさず、最終的に今季最多の4得点を挙げた。課題だった先制後の試合運びを改善し、引き下がらなかった結果がゴールラッシュを生んだ。
17試合ぶりの複数得点を奪い、8試合ぶりの勝利。文句なしの内容と結果だったが、「この4点にどんな意味があるかは次の試合で決まる」と藤本 主税監督が言うように、慢心する様子はない。
順位を2つ上げて17位となったが、J3・JFL入れ替え戦に回る可能性のある19位との勝点差はわずかに『1』。安全圏に達するためにも、ホームで迎える今節は、今季初の連勝が求められる。
一方の金沢は前節、ホームで讃岐に2-1と辛勝。セットプレーから2ゴールを奪って勝ち切る強さを見せた。直近5試合で4勝と勢いに乗っており、J2昇格プレーオフ圏との勝点差は『7』。1試合未消化という状況を踏まえても、十分に食い込める可能性はある。
残留と昇格。互いに目標は異なれど、勝点3が欲しいことに変わりはない。“北信越決戦”の行方はいかに――。
[ 文:田中 紘夢 ]