披露された才能&質高きプレー。点取り合戦はシュトゥットガルトに軍配
サンフレッチェ広島
監督
今日はテストマッチ(親善試合)ということでしたけど、シュトゥットガルト戦は非常に面白い内容だったと思います。部分的には自分たちのサッカーを表現できましたし、相手の攻撃に耐えることもできたと思っています。ただ、身体能力やスピードといったところの差は見せつけられたと思っています。速い攻撃、身体能力を生かした攻撃を見せた相手が勝利に値するゲームだったと思います。 今日のようにヨーロッパのドイツの素晴らしいチームと対戦したことによって、いろいろな課題が見えて、自分たちがどのように改善していかなきゃいけないかも見えたような試合だったと思います。今回、シュトゥットガルトをゲストに迎えて、自分たちの選手、それからチーム、クラブ、この街全体にとっても、本当に良い経験になったと思っています。 このあとシュトゥットガルトは国に帰りますが、気をつけて帰ってほしいと思っていますし、これから2週間後に本戦(2024-25シーズン)が始まる。非常に長く厳しい戦いが始まるので、頑張ってほしいなと思っています。 試合後にギド ブッフバルトと少しだけ話す機会があったんですけれども、彼は日本で過ごした日々について、いまだに良い思い出だと言っていました。 --前半と後半で選手を大幅に入れ替えた中で、収穫と課題を教えてください。いまできる状態にある選手全員が試合に出られて、経験できたことが収穫だと思っています。身体能力的な部分は本当に大きな差を見せつけられた部分ですけど、それを今日明日のうちに伸ばすのは不可能ですし、もともとDNA的に日本人選手がヨーロッパの選手に劣る部分でもあると思っています。もちろん、そこも伸ばしていかなきゃいけないことを今日の試合で痛感しましたし、それと同時にコンパクトに守るといった細かいところで補っていくことも必要だと感じています。そういうところを伸ばしていければ、Jリーグではもっと良いサッカーができるようになっていくんじゃないかと思います。 --トルガイ アルスラン選手は45分間プレーして、サポーターを沸かせるシーンもあったと思います。彼のプレーについての印象は?彼はすごく経験豊富な選手で、たくさんのリーグでやってきた選手なので、そういった経験をチームに与えてくれることを期待しています。彼のクリエイティブさはオフェンスのときもそうですし、守るときにもしっかりと中盤を安定させてくれると思っています。彼はメルボルンから来てプレシーズンの状態で合流しているので、シュトゥットガルトとコンディション的には同じくらいの感じだと思っています。 --得点を取った中島 洋太朗選手と、その得点に関わった井上 愛簾選手について、一言お願いします。本当にタレントの塊だと思います。
VfBシュトゥットガルト
監督
今日の試合は予想どおり、本当に難しい試合になったと思います。サンフレッチェ広島さんという素晴らしいチーム、素晴らしいレベルの高さというものを本当にピッチ上で多く見られました。チームについては、前半は本当に良いプレーをした。とても満足しています。非常に良いプレーを多く作り出したと思います。得点に結びつくようなチャンスを多く作り出したと思いますし、素晴らしい魅力的な試合だったと思います。選手一人ひとりが勇気を持ってゴールに向かっていったと思います。その結果が多くの得点に結びついたと言えると思います。 観客の皆さんにとっても素晴らしいサッカーフェスティバルになったと思っていますし、いろんなファンの人に(シュトゥットガルトを)好きになってもらえる機会になるんじゃないかと思っています。 --この1週間を日本で過ごして、スポーツの部分、文化も含めて、どういった印象が残っていますか?この1週間、多くの経験、多くの体験を個人としてもそうなんですけど、チーム全員がしたと思います。多くの選手がアジアが初めて、日本も初めての人がほとんどでした。そういった中で、皆さんのおもてなしは本当に素晴らしいと私は心から実感しました。人生でも忘れられない素晴らしい1週間だったと思っています。 サッカーのことについても、この2試合(Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo・京都戦と今日の試合)は非常にポジティブな2試合になったと思います。私たちが住んでいるドイツと日本では気候の部分で大きな違いがあるんですけど、そういった中でも良い2試合ができたと思っています。日本の2チーム(京都、広島)は技術、戦術がとても高いチームでしたし、2試合とも素晴らしいスタジアムでできたことも感謝の気持ちでいっぱいです。また、素晴らしい日本人のファンの皆さまが素晴らしい雰囲気を作ってくれたことについても心から感謝したいと思っています。
サンフレッチェ広島
MF 30
トルガイ アルスラン
--『ピースマッチ』にどんな思いで臨みましたか?歴史的な背景については前から知っていました。(1945年の)8月6日にここ(広島)に原爆が投下された悲しい過去があることはもちろん知っていましたし、それと同時に今日はシュトゥットガルトが本当に遠くから来てくれて、本当に素晴らしいゲームができた。ゲームの内容に関しても非常に面白い内容だったと思っていますし、そういったものをファンに見せられて本当に良かったと思っています。 --初めてエディオンピースウイング広島でプレーした感想は?本当に気持ちよくプレーすることができました。チームに合流してからまだ4日目で、自分自身の体もフィットしているとは言い切れない部分があるので、そこもしっかり高めていきたい。毎試合が自分にとって非常に重要な試合になると思うので、また全力でやりたいと思います。 --広島というチームの印象は?本当に才能ある選手たちがたくさんいる良いチームだと思っていますし、Jリーグ自体も非常に興味のあるリーグです。日本人選手はヨーロッパでも活躍するような選手がたくさんいますし、日本のサッカーが本当に自分のためになると確信しています。これからこの街で生きていく中で、自分も家族も日本からたくさんのものを吸収していきたいと思っています。
DF 31
木吹 翔太
今日、45分間出させてもらえて、相手のプレーの強度とプレーの質が高い中で、自分のできるところとできないところがハッキリしたなと思います。久しぶりにボランチでプレーしたので、攻撃と守備の両方に関わることと、前からアグレッシブにプレッシャーに行こうという話をしていたので、そこは心がけてやりました。 --攻撃にも関わっていけていたと思います。チャジさん(茶島 雄介)、カシさん(柏 好文)がボールを持ったときにポケットが空いていたので、そこにもっと走っていければ良かったなと思います。もっとどんどん前に出ていきたかったです。 --ドイツ・ブンデスリーガのトップレベルの選手と戦ってみて。どの選手もフィジカルがあって高さもあって、その中でも技術があって、やっていてすごく楽しかったです。一番感じたのは強度の違いでした。後半の最後のほうはキツかったですけど、相手は落ちずにやっていたので、まだまだ足りないなと思いました。 --中島 洋太朗選手がゴールを決めましたね。うれしかったですけど、試合が終わってアイツが結果を残したことに悔しい気持ちもありました。自分もシュートを打てる場面があったけどパスを選択していたので、もっと自信を持ってやってもいいのかなと思いました。
MF 35
中島 洋太朗
--プロ初ゴールになりました。こういった相手に初ゴールができたことは自信にしていいかなと思う。ただ、チームとして勝てなかったので、これからはチームを勝たせられるような点を取っていきたいなと思います。 --ご自身の得点シーンを振り返って。まず自分のところに良いパスが入ってきたのでフリーでボールを持つことができて、ただ周りに良い状況の選手がいませんでした。タメを作りながら1人をはがすとフリーな選手がいましたし、最後は(松本)泰志くんがマイナスのところを見てくれていたので、決めることができました。 --このゴールの価値をどう感じますか?今まで(J1第20節・)新潟戦だったりでチャンスもあった中でまだ結果を出せていなかったので、今日はJリーグではないですけど、結果を出せたことは良かったです。