9月7日に行われるJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第2戦、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでは川崎Fと浦和が準決勝進出を懸けて激突する。
3日に埼玉スタジアム2002で行われた第1戦は、静かな立ち上がりとなった中、段々とホームの浦和がペースを握っていく。トップ下に入った
中島 翔哉が至るところに顔を出しながらボールに触り、攻撃にリズムを生み出していくと、22分には先制点まで奪う。自陣の右サイドから
関根 貴大が絶妙なロングフィード。これを絶妙なタイミングで最終ラインの裏を取った
中島 翔哉が巧みなコントロールで収め、飛び出してきたGK
山口 瑠伊の体の上を抜くおしゃれなループシュートを決めた。
前半はあまり良いところがなかった川崎Fであったが、後半に入って少しずつペースを取り戻す。後半開始から送り出された
伊藤 達哉をはじめ、途中出場の
ラザル ロマニッチや
山本 悠樹、
ファンウェルメスケルケン際が前へのベクトルを強め、ゴールに迫るシーンを増やしていく。そして、ついにアディショナルタイムに浦和ゴールをこじ開ける。右サイドから
佐々木 旭が入れた低いクロスをペナルティーエリア内で
ラザル ロマニッチが収め、ラストパス。これを受けた
伊藤 達哉が蹴り込んだ。
第1戦が1-1のタイスコアで終わったことで、第2戦はどちらのチームにとっても勝てば準決勝進出というシチュエーションに。お互いに8月31日の明治安田J1第28節から中2日で第1戦を戦い、さらにそこから中3日で第2戦を戦うスケジュール(※第2戦まで川崎Fは公式戦3連戦、浦和は同5連戦)を考えれば、総力戦であることは間違いなく、
ジェジエウ(川崎F)、
マリウス ホイブラーテン(浦和)という第1戦で負傷交代した選手たちの動向も気になるところ。その一方で、両チームともに第1戦はJ1第28節からスタメンを変更して臨んでおり、休めた選手もいる。誰が10月のセミファイナルへの導き手となるか、試合を楽しみに待ちたい。
川崎Fにとっては、この第2戦をホームで戦えることがアドバンテージになることは容易に想像がつく。長谷部 茂利監督が「ホームでできるので、ピッチとスタジアムの利を生かしたいし、それを生かすためにアグレッシブにスタートから送り出したい」と語れば、第1戦のヒーローである
伊藤 達哉は「第1戦を1-1で終われたのは大きいし、第2戦をホームでできることは有利だと思う。あとは勝つだけなので、勝って次に行きたい」と強い意気込みを示した。
この2チームが対戦した5月21日のJ1第13節は、浦和が終了間際に追いついて2-2。今季三度目の顔合わせとなるこのゲームは、いよいよ白黒をハッキリとさせるとき。タイトルへの強い意欲を示し勝ちどきを上げるのは、“長谷部フロンターレ”か、”スコルジャ・レッズ”か。
[ 文:須賀 大輔 ]