明治安田生命Ｊ１リーグは3日、4日に第16節の9試合が開催される。
首位の神戸はホームで川崎Ｆと対戦。前節はFC東京を下し、6試合負けなしとした。2ゴールを決め勝利の立役者となった武藤 嘉紀に今節も大きな期待がかかる。一方の川崎Ｆは柏を下し、連敗を2で食い止めている。持ち前のパスワークが蘇ってきた印象で、小林 悠ら経験豊富なタレントたちが、チームにさらなる勢いをもたらすはずだ。（※神戸vs川崎は台風2号の影響での公共交通機関の運転見合わせにより、前日および当日のチームの遠征が不可能なため、試合中止となりました）
2位の横浜FMはFC東京の本拠地に乗り込む。前節は福岡を下し、2連勝を達成した。2ゴールを決めたアンデルソン ロペスが今節も輝きを放てるか。対するFC東京は神戸に敗れ、2試合勝利なし。隙を見せた前半の戦いに修正が求められるだろう。
名古屋vsＣ大阪は3位と5位の上位対決となる。名古屋は前節、札幌を下し2連勝を飾っている。2試合で3得点と絶好調のキャスパー ユンカーが今節も重要な役割を担うはずだ。一方のＣ大阪は横浜FCを下し、3連勝を達成。ボランチの香川 真司を軸とした攻撃が機能し、3試合連続無失点と堅い守りも光る。今節もボール支配を高めながら、相手を押し込む戦いを見せられるか。
4位に浮上した浦和はホームに鹿島を迎える。水曜日に行われた広島戦では先制されながらも終盤に粘りを見せ、2-1と逆転勝利を収めた。角度のない位置から同点弾を決めた酒井 宏樹の攻撃参加がカギを握りそうだ。鹿島は鳥栖と引き分け、7戦負けなしとしたものの、ここ2試合はともに勝ち切れなかった。それでも鳥栖戦では終了間際に追いつく粘りを披露。頼れるエース、鈴木 優磨に今節もかかる期待は大きい。
水曜日に浦和に敗れ、6位に転落した広島は、ホームで京都と対戦。ここ4試合で3敗と、一時期の勢いが失われつつある。3敗のうち2つが逆転負けとなっているだけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。対する京都は前節浦和に敗れ、5連敗と苦戦が続く。5試合でわずか2得点と元気のない攻撃陣の奮起が求められる。
横浜FCはホームに鳥栖を迎える。前節はＣ大阪に敗れ、3連勝はならなかった。守勢に回る時間が増えるなか、ボール奪取後の攻撃がポイントとなるだろう。鳥栖は鹿島と引き分け、4戦負けなしとした。もっとも終了間際に追いつかれ勝点を失っただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。
柏はホームで札幌と対戦。前節は川崎Ｆに敗れ、井原 正巳体制下での初勝利はお預けとなった。なかなか好転の兆しを見出せないなか、古巣対戦となる高嶺 朋樹が嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。一方の札幌は前節名古屋に敗れ、連勝が3でストップした。早い時間帯での失点で流れを悪くしただけに、試合の入りに注意を払いたい。
湘南はホームで新潟と対戦する。前節は広島に敗れ、5連敗となった。退場者を出した影響があったものの、2試合連続で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。新潟はＧ大阪に敗れ、こちらは2連敗となった。ボール支配で上回る戦いを続けているだけに、ファイナルサードをいかに攻略できるか。違いを生み出せる伊藤 涼太郎のパフォーマンスに注目だ。
福岡はホームにＧ大阪を迎える。前節は横浜FMに敗れ、4戦未勝利となった。この間、わずか1得点に留まる攻撃面にテコ入れを図りたい。一方のＧ大阪は前節新潟を下し、連敗を5でストップ。8試合ぶりに勝点3を手にした。今季最多の3得点と攻撃が機能したなか、ともにゴールを決めた倉田 秋とファン アラーノの両翼に今節も期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
神戸vs川崎Ｆ（中止）
FC東京vs横浜FM
湘南vs新潟
名古屋vsＣ大阪
福岡vsＧ大阪
横浜FCvs鳥栖
柏vs札幌
広島vs京都
浦和vs鹿島
