明治安田生命Ｊ３リーグは7月1日、2日に第16節の10試合が開催される。
首位の富山はホームに3位の鹿児島を迎える。前節は八戸を下し、2連勝。4戦負けなしと安定した戦いを続けている。ここ4試合で4得点と絶好調の佐々木 陽次が今節も輝きを放てるか。対する鹿児島は前節鳥取に敗れ、連勝はならず。チャンスを作りながらも不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
松本vs愛媛も、4位と2位の上位対決となる。松本は前節岩手に敗れ、連勝が3でストップした。立ち上がりの失点でリズムを失っただけに、試合の入りがテーマとなるだろう。一方の愛媛は相模原を下し、2連勝とした。3戦連発中のベン ダンカンのパフォーマンスに注目が集まる。
5位に浮上した岐阜はホームに岩手を迎える。前節は福島を下し、6戦負けなしとしている。2試合連続ゴール中の窪田 稜が、今節も結果を残せるか。岩手は前節松本を下し、連敗を2で食い止めている。殊勲の決勝点を決めた和田 昌士のパフォーマンスが、今節もカギを握りそうだ。
長野はホームで今治と対戦。前節は北九州と引き分け連敗を4で止めたものの、5戦未勝利と苦戦が続く。途中出場から同点弾を決めた山本 大貴の起用法がポイントになりそうだ。今治は讃岐を下し、4戦ぶりに勝点3を手にした。失点が続いていた守備陣がクリーンシートを達成したのは好材料で、この良い流れを保ち、今季初の連勝を狙う。
沼津はホームに北九州を迎える。前節は奈良を下し、2連勝と調子を上げてきた。2戦連発中のブラウン ノア 賢信に今節も期待がかかる。対する北九州は長野と引き分け、3戦負けなしで最下位から抜け出している。もっとも終了間際に追いつかれ勝ち切れなかっただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。
宮崎はホームでYS横浜と対戦。前節は琉球を下し、6戦負けなしとした。6試合でわずか2失点の堅守に加え、前節は今季最多に並ぶ3ゴールをマーク。好調を維持する石津 大介と南野 遥海の2トップが今節もカギを握るだろう。YS横浜は前節、FC大阪と引き分け、2試合勝利なし。ボール支配で上回りながらも決め手を欠いただけに、最後の場面の質向上がテーマとなりそうだ。
鳥取はホームにFC大阪を迎える。前節は鹿児島を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。増本 浩平暫定監督の下でリスタートを切ったチームは、このまま上昇気流に乗って行けるのか。その戦いに注目が集まる。対するFC大阪はYS横浜と引き分け、連勝は3で止まったものの、4戦負けなしとしている。4試合連続でクリーンシートを達成した堅守を武器に、今節も粘り強い戦いを見せるだろう。
讃岐vs琉球は、17位と16位の対戦となる。讃岐は前節、今治に敗れ、2連敗となった。課題の得点力不足をいかに解消していくのか。攻撃陣の奮起が求められる。琉球は宮崎に敗れ、こちらも2連敗。2試合連続で3失点の守備の修正がテーマとなりそうだ。
福島はホームで奈良と対戦。前節は岐阜に敗れ、初の連勝はならなかった。今季7度目の完封負けと得点力不足に苦しむなか、延 祐太、長野 星輝らFW陣に結果が求められる。一方の奈良は沼津に敗れ、6試合勝利から見放されている。こちらも得点力に課題を抱えるなか、7試合ゴールから遠ざかる浅川 隼人の一発が待たれる。
相模原は前節愛媛に敗れ、2連敗。13試合勝利がなく、ついに最下位に転落した。失点が増えつつあるだけに、守備組織の立て直しがテーマとなりそうだ。対戦相手の八戸は前節富山に敗れ、2連敗となった。こちらも2試合で5失点の守備の修正が求められるだろう。
■各試合の見どころをチェック
宮崎vsYS横浜
沼津vs北九州
相模原vs八戸
松本vs愛媛
長野vs今治
富山vs鹿児島
福島vs奈良
鳥取vsFC大阪
讃岐vs琉球
岐阜vs岩手
