明治安田生命Ｊ３リーグは26日、27日に第24節の10試合が行われる。
首位の愛媛はホームで讃岐と対戦。前節は岩手と引き分け、10試合負けなしとしている。もっとも勝ち切れない試合も増えてきているだけに、優勝・昇格のために取りこぼしは避けたいところ。2試合連続複数失点の守備の修正がポイントになりそうだ。対する讃岐は今治を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。決勝点を決めた森 勇人が今節も結果を残せるか。
2位の富山はホームに岩手を迎える。前節は福島に敗れ、3試合ぶりの黒星となった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。岩手は愛媛と引き分け、2試合勝利なし。それでも首位チーム相手に終了間際に追いつく粘りを披露した。ここ4試合で3得点と好調のオタボー ケネスに今節も期待がかかる。
3位の沼津はホームでFC大阪と対戦。前節は八戸に競り勝ち、2連勝としている。2試合連続3得点と攻撃が機能するなか、再び調子を上げてきたブラウン ノア 賢信に今節もかかる期待は大きい。一方のFC大阪は奈良に敗れ、12試合ぶりの黒星を喫している。得点力不足に苦しむなか、新加入の松浦 拓弥がチームに勢いをもたらしたい。
岐阜はホームに鳥取を迎える。前節は長野を下し、2連勝で4位に順位を上げている。今季最多となる5ゴールを記録したように、攻撃に勢いが生まれている。好調を維持する藤岡 浩介とンドカ チャールスの2トップが、今節も重要な役割を担うだろう。鳥取は前節、2-0で宮崎に勝利した。こちらも攻撃が機能するなか、2ゴールを決めた重松 健太郎に今節も期待がかかる。
5位の鹿児島はアウェイで北九州と対戦。前節は松本に敗れ、3連敗となった。今節を前に大嶽 直人監督が退任し、大島 康明新監督の下でリスタートを切る。苦戦が続くチームを立て直し、昇格争いに踏み止まれるか。その手腕に注目が集まる。対する北九州は琉球に敗れ、2連敗。相模原にかわされて最下位に転落した。得点力に課題を抱えるなか、今夏に加わった2人の新外国籍FWが救世主となれるか。
松本はホームに今治を迎える。前節は鹿児島を下し、連敗を2で食い止めた。この試合で結果を出し、前回対戦でも2ゴールを決めている小松 蓮がキープレーヤーとなるだろう。今治は讃岐に敗れ、工藤 直人監督就任後2連敗となった。昇格争いに踏みとどまるためにも、これ以上の連敗は避けたいところ。新加入の阪野 豊史が古巣相手に結果を残せるか。
奈良はホームで長野と対戦。前節はFC大阪を下し、6試合ぶりに勝利を収めた。決勝点を決めた山本 宗太朗に今節も期待がかかる。一方の長野は岐阜に敗れ、連勝はならず。5点を奪われた守備の立て直しが重要なテーマとなるだろう。
宮崎はホームに福島を迎える。前節は鳥取に敗れ、3連勝はならなかった。開始早々の失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントになりそうだ。福島は富山を下し、依田 光正監督就任後、6戦負けなしとしている。決勝点を決めた上畑 佑平士が今節も大仕事をやってのけるか。
YS横浜はホームで八戸と対戦。前節は相模原に敗れ、3試合勝利なし。佐藤 大樹が好調を維持するだけに、失点が増えてきた守備面を上手く立て直したい。八戸は水曜日に琉球と対戦し、2-2で引き分けた。2点のビハインドを追いついた勢いを、今節にも持ち込みたいところだ。
琉球はホームに相模原を迎える。水曜日の八戸戦から中2日での試合となるだけに、総力戦が求められるだろう。ここ2試合で3得点を決めている野田 隆之介に大きな期待がかかる。対する相模原はYS横浜を下し、最下位から抜け出している。得点源の藤沼 拓夢が離脱したのは痛手ながら、前節初ゴールを決めたデューク カルロスら他の攻撃陣がその穴を埋める活躍を見せたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
奈良vs長野
北九州vs鹿児島
宮崎vs福島
富山vs岩手
松本vs今治
岐阜vs鳥取
愛媛vs讃岐
琉球vs相模原
YS横浜vs八戸
沼津vsFC大阪
