栃木ＣvsFC大阪はともに3連勝をかけた注目の首位攻防戦に。4位浮上の八戸は沼津を相手に3連勝を狙う【プレビュー：明治安田Ｊ３ 第11節】

明治安田Ｊ３リーグは3日に、第11節の10試合が開催される。

栃木ＣvsFC大阪は今季の昇格レースの行方を占う注目の首位攻防戦となる。

2位の栃木Ｃは前節、松本を下し、8戦負けなしとした。3連連発の田中 パウロ淳一が今節も重要な役割を担うだろう。順位表のトップに立つFC大阪は群馬を下し、今季三度目の連勝を達成。途中出場から結果を残す西村 真祈の起用法がカギを握りそうだ。

3位の鹿児島はホームに奈良を迎える。前節は鳥取と引き分け、8試合負けがない。もっともここ2試合は勝ち切れていないだけに、前節に得点を奪えなかった攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する奈良は沼津を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。2戦連発の田村 翔太が今節も輝きを放てるか。

2連勝で4位に浮上した八戸は、沼津の本拠地に乗り込む。先週末に行われた一戦では、金沢を2-0で撃破した。加入後初ゴールを決めた中野 誠也が昨季まで所属した古巣相手にも結果を残せるか。沼津は直近の試合で福島と引き分け、9試合勝利から遠ざかる。得点力不足に苦しむなか、最前線に立つ鈴木 輪太朗 イブラヒームに結果が求められる。

5位の金沢はアウェイで松本と対戦。先週の試合では八戸に敗れ、5試合ぶりに黒星を喫した。今季二度目の無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。松本は直近の試合で北九州を下し、今季3勝目を挙げた。途中出場から決勝点を挙げた村越 凱光が今節も大仕事をやってのけるか。

6位の北九州はホームに栃木SCを迎える。先週末の試合では松本に敗れ、3試合勝利なしとなった。調子を上げてきた樺山 諒乃介がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。栃木SCは金沢に敗れ、今季初の連勝はならなかった。課題の得点力不足をいかに解消していくのか。スタメン起用が続く小堀 空に結果が求められるだろう。

讃岐はホームで福島と対戦。前節は岐阜に敗れ、5試合勝利なしとなった。2試合連続で無得点に終わっているだけに、川西 翔太ら攻撃陣が結果を残したい。福島は直近の試合で沼津と引き分け、2試合勝利なし。先制しながらも勝ち切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。

宮崎はホームに高知を迎える。前節は琉球と引き分け5戦負けなしとしたが、勝ち切れない試合も目立つ。ここ2試合で3得点を記録する橋本 啓吾がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。高知は福島との撃ち合いを制し、3勝目を挙げた。圧巻のハットトリックを達成した小林 心に今節もかかる期待は大きい。

長野vs相模原は勝点10で並ぶ15位と16位の対戦となる。長野は前節、八戸に敗れ、4試合勝利がない。過去対戦では6試合連続で負けがない（4勝2分）得意の相手を撃破し、浮上のきっかけを見出したい。相模原は北九州と引き分け、6試合勝利から遠ざかる。2戦連発の加藤 拓己がチームを勝利に導く結果を残せるか。

群馬vs岐阜は勝点9で並ぶ18位と19位の対戦となる。群馬は前節、FC大阪との撃ち合いに屈し、5試合勝利なしとなった。ここまでリーグワーストタイの18失点を喫する守備の修正が急務となる。岐阜は讃岐を下し、7試合ぶりに白星を掴んでいる。殊勲の決勝点を挙げた北 龍磨に今節も大きな期待がかかる。

鳥取はホームで琉球と対戦。前節は鹿児島と引き分け、4試合勝利がない。シュートわずか3本で無得点に終わった攻撃面のテコ入れが求められるだろう。対する琉球は宮崎と引き分け、5戦負けなしとした。もっともここ2試合は勝ち切れていない。ともに先制しながら追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。

■各試合の見どころをチェック
栃木ＣvsFC大阪
群馬vs岐阜
沼津vs八戸
鳥取vs琉球
讃岐vs福島
北九州vs栃木SC
宮崎vs高知
鹿児島vs奈良
松本vs金沢
長野vs相模原