
明治安田J3リーグの新シーズンが今週末に開幕し、8日と9日に第1節の9試合が行われる。予定されていた琉球vs北九州は台風13号の影響で中止となり、9月9日に代替開催されることが決定している。
熊本はアウェイで相模原と対戦する。百年構想リーグでは後半戦から調子を上げ、18位となった。今年から指揮を執る片野坂 知宏のスタイルが着実に浸透するなか、プレーオフで敗れた相手にリベンジを果たし、J2復帰へ好スタートを切りたい。対する相模原はプレーオフでその熊本を下し、17位と健闘。とりわけ38得点を奪った攻撃力が光った。杉本 蓮と棚橋 尭士の2列目コンビが、今季も力強く攻撃を牽引するはずだ。
同じくJ2復帰を目指す山口は長野の本拠地に乗り込む。百年構想リーグは14位で、J3勢では鹿児島に次ぐ上位となった。今年から指揮を執る小田切 道治の下でアグレッシブな戦いを実現。郡司 璃来、荒井 悠汰ら新戦力がチームにさらなる勢いをもたらしたい。長野は百年構想リーグでは開幕8連敗と苦戦を強いられ、シーズン途中に小林 伸二監督が就任。守備の安定感が生まれただけに、新シーズンでは攻撃力の向上がテーマとなる。
こちらもJ2復帰が目標となる愛媛はホームに奈良を迎える。得点源の田口 裕也が移籍したものの、奈良で15ゴールを挙げた田村 翔太を獲得し、大木 武監督が求める攻撃スタイルがさらに勢いを増していきそうだ。対する奈良は大黒 将志監督のスタイルが浸透した終盤に巻き返し、3連勝でシーズンを終えた。昨季までのエースをどう封じるかが、開幕戦のテーマとなるだろう。
Jリーグに参入した滋賀はホームで岐阜と対戦する。百年構想リーグでは終盤に3連勝を達成するなど、大いに健闘した。ライセンスの問題で指揮を執れなかった角田 誠監督が再び就任した今季は、さらなるアグレッシブな戦いを実現し、旋風を巻き起こせるか。岐阜は百年構想リーグで開幕4連勝を達成するなど、インパクトを放った。J3通算47得点の武 颯を獲得し、2年目の石丸 清隆監督の下で昇格争いに名乗りを上げたい。
鹿児島はホームに群馬を迎える。百年構想リーグではJ3で最上位の5位となり、2024年以来のJ2返り咲きに向け、万全の準備を整えている。安定感抜群の守備組織が備わる一方、攻撃では新戦力のフアンマ デルガドにかかる期待は大きい。群馬は百年構想リーグではグループ最多となる36失点を喫した守備組織の立て直しがテーマとなる。山原 康太郎ら新戦力が課題解消のカギを握るだろう。
鳥取はホームでFC大阪と対戦する。百年構想リーグを6連勝で締めくくり、勢いを持って今季の戦いに挑む。大卒1年目の星 景虎がブレイクすれば、上位進出も十分に可能だろう。対するFC大阪は持ち前の堅守は健在ながら、得点力不足の解消が大きなテーマに。新戦力の伊佐 耕平がその役割を担えるか。
高知はホームに松本を迎える。百年構想リーグでは総合16位と健闘したが、吉本 岳史監督が退任し、下平 隆宏新監督が就任。前線にオリグバッジョ イスマイラを加え、さらなる攻撃サッカーの実現を狙う。松本は今年より指揮を執る石﨑 信弘監督の下でJ2昇格を目指す。主力が抜けたなか、田口 裕也、金子 翔太ら新戦力の活躍が求められるだろう。
福島はホームで讃岐と対戦する。百年構想リーグではJ2勢にも通じる攻撃力を示したが、41失点を喫した守備組織の整備がテーマとなる。移籍期間を延長した三浦 知良のパフォーマンスにも引き続き注目が集まる。対する讃岐は得点力不足に苦しんだ。課題解消のカギを握るのは新戦力の米澤 令衣だ。J3通算70得点を記録するストライカーにかかる期待は大きい。
栃木SCはホームに金沢を迎える。百年構想リーグでは39位と低迷した。米山 篤志体制を継続して迎える今季は積極補強を敢行。山口 太陽、大迫 塁らポテンシャルを秘めた若きタレントの台頭が求められるだろう。金沢も得点力の向上がテーマとなる。補強により前線の層の厚みが増したなか、より攻撃的な戦いを実現したい。
■各試合の見どころをチェック
相模原vs熊本
長野vs山口
鳥取vsFC大阪
高知vs松本
鹿児島vs群馬
福島vs讃岐
滋賀vs岐阜
栃木SCvs金沢
愛媛vs奈良