AFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ最終節、すでにノックアウトステージ進出を決めている神戸はアウェイに乗り込み、勝てばリーグステージ突破の可能性を残す上海申花(中国)と対戦した。
8日に行われたFUJIFILM SUPER CUPから怒とうの公式戦8連戦を戦っている神戸は今節、大幅なメンバー変更を実施。15日の明治安田J1開幕戦・浦和戦に先発出場したメンバーでは、キャプテンの
山川 哲史と
鍬先 祐弥がベンチ入りしたのみ。攻撃時は[4-3-3]、守備時は[4-4-2]になる従来どおりの可変システムを採用し、最終ラインは右から
本山 遥、
岩波 拓也、
日髙 光揮、
小池 裕太。中盤はアンカーに
齊藤 未月、右インサイドハーフ兼ボランチを
山内 翔、左インサイドハーフ兼FWを
濱﨑 健斗、前線は右ウイングを
橋本 陸斗、左ウイングを
瀬口 大翔、トップを
冨永 虹七が務めた。
完全アウェイの難しい一戦はいきなり動くことになった。
開始わずか2分、左CKのチャンスを作った上海申花。ガオ ティエンイーがファーサイドに大きなボールを蹴り込むと、サウロ ミネイロが頭で押し込み、ホームチームが先制に成功した。
さらに神戸に悲運が訪れる。7分、相手のロングボールに対し、飛び出したGK
オビ パウエル オビンナがアンドレ ルイスを倒して一発退場に。吉田 孝行監督は
瀬口 大翔を下げ、
新井 章太を入れた。
数的不利となる中、守備時には[4-2-3]の布陣を敷き、自陣に引きこもるのではなく中を固めて前から制限に出る神戸。サイドのスペースを使われても、
濱﨑 健斗が懸命なプレスバックで食らいつくなど、1人少ない中でも全体が献身的な守備を見せる。
時間の経過とともにポゼッションでも良いパスワークを見せ、40分には
齊藤 未月を起点としたビルドアップから、
小池 裕太が
濱﨑 健斗とのワンツーで強烈な左足シュートを放つ場面も。
攻守に集中していた神戸だったが、前半アディショナルタイムに失点。ロングボールを起点に最後はチャン シンイチに決められる。さらに後半立ち上がりの48分にも、アンドレ ルイスのヘディングシュートを
新井 章太が一度は止めるが、こぼれ球をサウロ ミネイロに押し込まれる。サウロ ミネイロには70分にもPKを決められ、ハットトリックを許した。
それでも神戸は75分に
井出 遥也、
広瀬 陸斗、
鍬先 祐弥を入れ、84分には
飯野 七聖も投入するなど、挽回の手を打っていく。そして87分、
齊藤 未月のミドルパスを
冨永 虹七が巧みに左足でトラップし、右足を強振してゴール右に突き刺す。さらに後半アディショナルタイムに
広瀬 陸斗のFKを
井出 遥也が頭で決めるなど、怒とうの反撃を展開する。果敢なボール奪取や素早い攻撃で食い下がった神戸は、試合こそこのまま2-4で敗れたものの、戦い抜く強いメンタリティーを見せた。
この結果、神戸はリーグステージを5勝1分2敗で終え、3月のラウンド16に臨む。
[ 文:小野 慶太 ]