2022/8/26 (金) 19:03 KO
第27節
サガン鳥栖
鳥栖
1
-1
アビスパ福岡
福岡
入場者数: 11,597人
天候: 晴|気温: 26.8℃|湿度: 69%
今季二度目の“九州ダービー”。熱戦は勝点1の痛み分けに
アビスパ福岡
--先制されながら追いついての引き分けでしたが。ミスからの失点でもったいない部分はありましたが、失点したあとも前から行くところやゴールに迫っていくシーンは失点前と変わらずにトライできていたと思います。はがされたシーンもいくつかありましたが、それでも勇気を持って前に出て、前半のうちに追いつくことができたのは自分たちにとって収穫だったかなと思います。 --長谷部 茂利監督も強度の部分は評価していましたが、精度の部分には課題があったと話していました。もう少し、カウンターを決める。シュートまでいく回数は増やさないといけない。カウンターできずに逆にカウンターを受ける、行き来するようなゲームになってしまったのはウチにとっては望ましいことではなかった。相手ゴールまで行き切る質のところはシーズンも残り少ないですが、トライしていかないといけない。 --本来の[4-4-2]で臨んで、堅さも出せていたと思いますが。久しぶりの[4-4-2]でしたし、僕個人は2週間くらいやってコンディションも戻ってきている感じはあります。ゲームを見てもらっても全員のコンディションが戻ってきている感覚はあると思います。ウチのベースは[4-4-2]だと思いますし、これから戦う意味で[4-4-2]というのは自分たちの形を一番出しやすい形。今日はダービーで局面の戦い含めて、決してネガティブな内容だけではなかったのかなと思います。
サガン鳥栖
監督
まずは両チームのファン・サポーターに感謝したいと思います。非常に素晴らしい雰囲気を作っていただいて、選手は本当にやりがいのあった試合だったと思います。その中でわれわれが勝点3を取れればベストだったんですけど、それができずに今日は申し訳ないという気持ちでいっぱいです。 --“九州ダービー”ということで、試合前にはどんな言葉を選手たちにかけられましたか。リーグ戦なんですけど、この1試合は少しリーグ戦と頭を切り離してやりましょうと話をしました。本当にトーナメントの決勝戦のような意気込みでわれわれも臨みましたし、勝ち以外は望んでいなかったです。そういうふうな位置づけをチームとしても共有して臨みました。 --その中で勝点1をどのように捉えていますか。残念です。1はプラスされるんですけど、先ほども言ったように今回はリーグ戦ではなく、カップ戦の決勝のような戦いをしようという中で引き分けて決着つかず、という。しかもわれわれのホームだったので、これは残念です。 --勝点3を取れなかった反省点は?課題としてはすごく良い順番で現れているかなと思います。仕組みのところや、守備のところは本当にしっかりと理解してやれてきたと思います。ただ最後、人がボールを扱うものなので、最後のボールを扱うところにどれだけこだわれるか。そこが今日は少し雑だったというか、雑まではいかないですけどもう1つクオリティーを上げられるんじゃないかと思います。
アビスパ福岡
監督
試合全体は五分五分のゲームだったというふうに感じています。相手の素晴らしい出足から失点、得点を奪われて、そのあと、すぐによく追いついたなという。うまく追いついたなと。1点、オフサイドだったようですが、そこがどうかなと。少し映像を見てみないと分かりませんが、というところです。ただ、最後まで、今日は少し、気温が低かったんですが、選手たちがよく走ってくれた。絵を合わせてやろうとしてくれた。絵が合っていない部分やプレーの質のところがちょっと低かった。ただ、強度のところは攻守にわたって高くやってくれたので、最低限の勝点1を取れたのかなというふうにも思っています。 --新型コロナウイルス感染症の影響も残っていると思いますが、福岡らしい戦いができたと思います。その点について。自分たちらしい戦いをしようということで選手たちと今日は入りから(意識していた)。ただ、10分以内ではなかったですが、早い時間に失点してしまったのはこれもまた、課題だなと思っています。できる範囲のプレーはやっていましたが、まだまだ質が足りない。自分たちからミスを起こしている。それは守備の場面でも、攻撃の場面でも。そう感じています。 --[4-4-2]で臨みましたが、自分たちのペースで戦えるようなチームコンディションに戻ってきているという認識で大丈夫でしょうか。そのとおりです。自分たちは100%ではない中で100%に近づいてきている選手たちが増えてきている。自分たちの持ち味である立ち位置とプレーを実行しようということで選手たちを送り出しました。 --“九州ダービー”でしたが。うれしい。そういう気持ちと絶対に負けられないという気持ちで挑みましたが、終わってみれば、隣県で鳥栖さんはずっとJ1にいて、われわれは2年目。背中を追ってという形ではありますが、笑顔で握手できる。そんな間柄だと思います。また次、試合をするときは激しく、燃えるような、そういう試合にしたいし、皆さんに盛り上げていただきたい。今日はそれができたと思います。勝てれば一番良かったんですが、結果うんぬんはありますが、プレーそのものは白熱したものになったんじゃないかなと思います。(うれしいというのは)これだけ皆さんに入っていただき、自分たちは後押ししていただく。相手選手もわれわれの選手たちもそうですが、後押しして、みんながサッカーにたずさわって。閑散とした中ではなくて、手拍子だけですが、盛り上がったゲームだったと思います。その盛り上がりが皆さんにも伝わったんじゃないかなと思います。
サガン鳥栖
FW 29
岩崎 悠人
--相手がブロックを敷く前に仕留めるという意味では先制点は理想的な形の1つだったと思いますが。ちょっと、相手に持たせるような守備の仕方を今回はチャレンジしました。それで前嶋(洋太)選手もちょっと迷ったところがたぶんあったと思います。そこで球際に強く行ってショートカウンターも決まったと思うので、あの場面は良かったと思います。 --先制後にリードしている優位性を出せない試合展開になった印象ですが。1点取って、ちょっと引いてしまったというか。今日はガンガン、ハント(ボールを奪い)に行くという感じではなかったので、そこの余韻が悪い感じで出てしまったのかなと思います。あそこでもう少し1点を取りにいく感じを出せなかったのは、今季自分たちがやってきたことを出せなかった。 --前期の対戦ではスペースを消されてシュートまでいく形を出せなかったが、後半はそういうストレスを感じさせない攻めを展開できた印象です。試合前に前期の対戦のハイライトを見返しましたけど、そのときは福岡のほうがチャンスも多かった。そういう意味では4バックに変えてからチャンスの種類とかシュート本数も増えてきているので、あとは質。前半も無理にシュートにいったシーンがありましたが、(宮代)大聖が良い形で入ってきたシーンがあったので、僕自身がもう少し落ち着いてやれれば。今日はダービーで特別な雰囲気でしたけど、落ち着いてやらないといけなかった。 --スペースを消された中でも背後を取りにいく動きを全体が意識できていたのは前期との違いだったように思います。前半は背後を取る意識。後半は仕掛ける意識。前半と後半で自分に対応してくる相手選手が代わったので、そういう感じでプレーしていました。自分のサイドに(中野)伸哉、ジエゴと左利きの選手が入るようになって、外巻きのパスで自分がうまく浮いたところで受けられるようになっている。それも良い方向に働いたと思います。引かれても点が取れそうな雰囲気は出せるようになってきているので、あとは本当に点と点で合わせる質や、相手が対応できないようなプレーを出していかないといけない。 --中4日で行われる第20節・川崎F戦に向けて。去年の対戦でもそうですが、球際のところで自由にさせないことが大事。去年の後半戦での戦いでもそれができていたからこそ、勝つことができたと思います。川崎Fの選手たちがうまいのは分かっているので、その特長を出させないことが大事になる。臆することなくガンガン行きたいなと思います。
DF 42
原田 亘
--先制点は相手がブロックを敷く前にショートカウンターで決め切りました。攻めの部分でチームとして共有していたことは。相手がロングボール主体ということでいつもより相手に下でつなげさせるというか、そんなイメージでスタートポジションを下げました。あとは後ろが競り合いの局面で負けないという前提の下、そういう戦術をとりました。そういう意味では先制点は良い形で取れたかなと思います。 --先制後、前半が終わるまでは鳥栖からすると良い形では試合を進められなかった印象です。個人的に高いポジションを取り過ぎて、チームメートとのビルドアップの距離が遠くなってしまった。そこが一番の要因だったかなと自分としては受け止めています。 --前期の対戦ではスペースを消されて攻めあぐねたが、今回はそういうストレスを感じさせない攻めができていた印象です。ニアゾーンを常に意識するということは最近ずっと言われていることで、今日の試合はよりそこを意識してほしいと伝えられていました。なので、自分と(中野)伸哉のところはいつも以上に意識して狙っていましたし、それが奏功したのかどうかは分からないですが、ほかの選手もニアゾーンを狙ってCBを引き出すということがうまくやれたかなと思います。 --スペースがない中でもみんなが動くことを止めなかったのは良かった点だと思いますが。出して動くということは常にチームとして求められている。まだまだ、課題はありますが、ラストの精度を高めることや飛び出す動きの回数を増やしていけば、勝利につながっていくのかなと思っています。
FW 11
宮代 大聖
--今日はガンガン、前から行くような守備の形ではなかったと思いますが。相手が自分たちを間延びさせること。その状態でロングボールを蹴って、セカンドボールの回収を狙ってくるという分析もあったので、自分たちとしてはそこであまり前から行き過ぎずに、自分たちのテリトリーからハメていくというのはチーム全体として共有していました。そういう意識でやっていたので、見る人からしたらそういうふうに見えたのかなと思います。 --先制点はショートカウンターからで、相手に引かれる前に仕留めることができました。試合前の分析でSBがちょっと高い位置を取ったときにCBの両脇が空いてくるというのがあったので、そこのイメージで自分の最初の選択肢は(岩崎)悠人くんに出そうという感じでしたけど、目線で相手のCBが中じゃなくて外をカバーしに行こうとしたので、そこでうまく中央が空いたのかなと。チーム全体として相手の特長を消しながら自分たちの特長を出せた場面だったかなと思います。 --1点取ったあとは構える意識の守備が悪い意味での余韻になったような感じだったのでしょうか。それがうまくいく場面といかない場面があると思います。そこで相手のテンポになったときにピッチ内でどう改善していくか。そこは自分たちの課題。それは今日だけの試合ではない。相手が想定したように来ないときや自分たちがやりたいサッカーを展開できなかったときに、ピッチ内でどう修正するかは自分たちがクリアしていかないといけないところ。 --前期の対戦ではスペースを消されて攻めあぐねたが、今日はそういったストレスは感じさせない攻めを展開できていたのでは。自分たちが意識していたのは空いたスペースをうまく使うことや、パスを出したあとに止まらないこと。シンプルなことですが、それで相手は動く。あとはパスの受け手が常に選択肢を2つ以上持っておくこと。そういう小さいことがうまくつながったので、少しであってもスペースを作ることができた。自分たちはその狭いスペースでも攻撃することができた。そういうのは自分たちの特長だし、ここ最近の試合で伸びてきた部分でもある。どんな相手でもそういう部分は出していかないといけないし、そういうところをもっとストロングポイントにしていきたい。