名古屋が後半立ち上がりに試合を決める。今季初の3得点で3戦ぶりの勝点3
名古屋グランパス
--11試合ぶりの先発出場で意識していたことについて教えてください。しばらく試合に絡めず、その後も途中出場が多くて、3バックの右もしばらくやっていませんでした。ケガする前に個人として何をしていたか、チームが何をしたいか、相手がどう出てくるかを踏まえて立ち位置を決めて、いつもどおり入れたかなと思います。 --昨季まで清水に在籍していたことで、やり方が予想しやすかった部分もあるのでしょうか?それはないですね。去年よりもエスパルスは間違いなく良いサッカーをしています。それは自分も分かっていたので、相手が攻守でどう出てくるかをイメージしながらやるだけでした。カピシャーバが自分に食いついてくる場面が多かったので、ウッチー(内田 宅哉)がフリーになる回数も多いだろうなと予想して、彼にフリーな状況でクロスを上げさせることが前半の僕の仕事でした。その点ではうまくやれたかなと思います。 --古巣対決にはどんな思いで臨みましたか?僕のキャリアで最も在籍年数の長いチームですし、先輩後輩を問わずすごく仲良くしてもらって、個人的には思い入れの強いチームでした。恩返しの気持ちと、負けたくない気持ちを持って、楽しめたと思っています。
--結果として2点目のタイミングが大きかったように感じます。チームとしては後半入りの時間帯に失点することが続いていたので、まずそこを修正することは声かけをしてから入りました。同時に追加点を奪うことも意識してやっているので、それを良い時間帯に取ることができました。僕のゴールシーンでも、あそこにこぼれてきたのはラッキーですが、あの位置にいることが大事ですし、そこにボールを入れたからこそ得点につながりました。相手にとってイヤな場所、怖いところにボールを入れていくのは、今日の試合もそうだし得点につながるので、ミスしてもいいから、前向きなプレーや相手のイヤなところにボールを入れていくのは意識的にやっていきます。 --下位脱却に向けて、ここから何を意識していきますか?一試合一試合、できることをやるだけです。まだまだ順位は下ですし、先を見ている余裕はありません。次は中2日で岡山戦がありますが、そこに向けて良い準備をして、戦えるだけの体と心を準備するだけだと思います。一つひとつの積み重ねが先につながっていくと思います。危機感を持って、毎試合勝点を取ることにこだわってやっていきたいと思っています。
清水エスパルス
監督
選手もサポーター・ファミリーも最後までファイトしてくれた中で、監督の差がモロに出たと思っています。この暑さになること、移動、連戦中、グランパスさんが後半に失点が多いなど、いろんなことが分かっている中で、僕だけが大胆に、ダイナミックにやれず、置きにいくような、消極的な判断になってしまいました。選手やサポーターに申し訳なく思います。 今日の結果は、超攻撃的・超アグレッシブを目指して監督以外があれだけやっている中で、僕だけが思い切った振る舞いができなかったことに尽きます。自分を見直して、大胆な振る舞いができるようにやっていきます。 --名古屋が前からマンツーマンで来るのは、事前からある程度想定できたと思います。どのような事前準備をして試合に入ったのかを教えてください。コンディショニングに努めるのが精一杯だったので、トレーニング内での準備はほとんどできていません。昨日はセットプレーをやったくらいです。なので、映像を見せることがメインとなった中で、グランパスさんがマンツーマンで来ることや失点傾向等も見せました。 当たり前ですが、体が動かないと頭も働かなくなりますし、コンディションの重要さを痛感しています。選手たちやチームが持っているものを出させてあげるだけのコンディショニングができていませんでしたし、気持ちはあるけれども体がついてこない状態が前半は見受けられました。そこを加味した上で、どのように戦術・戦略を立てていくのかが大事です。体が動かなければどうにもならないことなので、僕自身が反省して、今後につなげていきます。 --そのうまくいかなかった前半を踏まえて、ハーフタイムにはどのような指示を出して選手を送り出したのでしょうか?ダイナミックに大胆に、攻撃的な采配をすれば良かったのでしょうが、ハーフタイムで出した指示は、安パイというか、どちらかというと後ろの人数をそろえることを選択させてしまいました。負けているからこそ、前へ行く、ダイナミックに動くための指示ができれば良かったです。相手のマンツーマンに対して背後に出ていく、左右前後にダイナミックにポジションを入れ替えるところを引き出せなかったのは、悔いが残っています。
名古屋グランパス
監督
今日の試合で3連戦目ということもあったのですが、選手が躍動して90分間プレーしてくれたと思っています。 前節(・柏戦)、前々節(・鹿島戦)と前半は良い試合をしながら、後半に点を取られる試合が続いていましたが、今日は先制点を取って勝ち切り、無失点で終われたことは大きな結果だと捉えています。特に、ここ2試合は後半の入りにやられていたのですが、そこで2得点を奪って突き放せたことは良かったです。 ただ、状況が大きく変わったわけではありません。次も中2日で試合(次節・岡山戦)があるので、切り替えて良い準備をしていきます。 --ハーフタイム明けのタイミングで2枚を交代しました。その意図はどのあたりにあったのでしょう?ある程度、事前にプランは決めていました。中3日の3連戦目で、次の岡山戦も中2日で控えていることもあります。いろんなプランを用意していた中ではありますが、1点をリードしていようと、していなかろうと、思い切って代えようと思っていました。結果として、メンバー交代をして2点を奪ってくれたことは良かったと思っています。 --欠場したシュミット ダニエル選手の状態と、替わって起用されたピサノ アレックス幸冬堀尾選手の評価をお願いします。シュミットについてはそんなに大きなケガではないと思うのですが、昨日の練習中に違和感があって、今朝の段階で痛みがあり、プレーできる状態ではないというドクターの判断です。今後については検査結果次第だと思います。 ピサノには今日の朝8時前くらいに起用することを伝えました。楢﨑(正剛GKコーチ)が伝えてくれたのですが、彼も父親のような心境で今日の試合を見守っていたと思います。良い形でJリーグデビューできたのではないでしょうか。
清水エスパルス
MF 17
弓場 将輝
なかなか良い流れが来ず、ピッチの中で改善もできず、といった試合でした。僕個人としても、前半の終盤にビッグチャンスが来たのですが、あそこを決め切れないとこのような結果になることもあると痛感しました。責任を感じています。 --名古屋のマンツーマンプレスに苦しんだ印象でした。ボランチを含めて、距離感が良くなかったです。前線で収めどころができて時間を作れたら良かったのですが、そこもうまくいかず、もっと距離感を縮めるところや最初からラインを上げてゴールキックを蹴るプレーなど、改善できるところはもっとあったと思っています。 --個人としてのプレーを振り返って。相手がマンツーマンだったので、攻撃時には3列目からの飛び出しは意識していましたし、目の前の相手に走り勝つこと、外すことは意識していました。ただ、全体的にボールを握る回数も少なくて、(個人として)良かったとは思っていません。
GK 1
沖 悠哉
--前半を振り返って。なかなか自陣から抜け出せない時間が続いていましたが、最後尾からどのように感じていましたか?自分たちがうまくいっていないというよりも、相手のやりたいことが明確に出ていた印象です。そのような試合もあると思うので、前半は無失点でしのぎたかったのが正直な本音です。 --前半はチームとして自陣に閉じ込められてしまった中で、ご自身のキックで相手陣に進入する場面を作り出そうとしている印象でした。相手の後ろの3枚も引き気味に構えていましたし、マンツーマンで捕まえに来ている以上、スペースが空いているところもありました。カピ(カピシャーバ)のところで五分五分の状況を作れてはいましたが、自分の精度が上がればもっとほかでも起点を作れたと思っています。ただ、セカンドボールを拾ってチャンスにつなげる場面もありました。キックは自分の良さでもあると思っているので、生かし方をもっと工夫します。 --3失点目を喫したあと、チームを集めてゲキを飛ばしているようにも見えました。連続して失点を喫してしまっていたので、本当はそこをしないのがベストですが、そうなってしまった以上、僕らは点を取りにいくしかない。自分たちのやるべきことを整理しつつ、4失点目と5失点目をしないように、この10分間を耐えながら攻めていこうと話をしました。