2025/7/5 (土) 19:03 KO
第23節
横浜FC
横浜FC
0
-1
横浜F・マリノス
横浜FM
78'
アンデルソン ロペス
入場者数: 14,057人
天候: 晴のち曇のち雨|気温: 29.4℃|湿度: 70%
防戦の前半を経て。横浜FMにもたらされた“2つの待望”
横浜FC
監督
まずはホームでの“横浜ダービー”として、横浜FCのサポーターとマリノスのサポーターが本当に素晴らしい雰囲気を、“横浜ダービー”にふさわしい満席の素晴らしい状況を作り出していただいたことに対して本当に感謝したいと思います。横浜FCのサポーターに対しては、選手は本当にみんなの思いも含めてプライドを持って戦ってくれましたが、最終的に敗戦という結果になってしまい、チームを代表して、監督として申し訳なく感じています。 試合は中盤の攻防や、ルキアンと(櫻川)ソロモンを起点に前進して押し込んでチャンスを作り出すことに関しては、狙いを多く出せていたと思います。そこから派生したセットプレーも含めて、前半なんとか1点取れればという展開でした。後半も非常に難しいゲームになるということはハーフタイムにしっかりと選手に伝えて、もう一度気を引き締めて戦っていこうとピッチに送り出しましたが、なかなか同じように押し込んだ中でゴールを割るところまで至りませんでした。中央突破から崩されてPKを与え、相手の数少ないチャンスで失点につながってしまったことは自分たちの甘さだと思います。得点が取れなくてもチーム全体で耐えて、無失点に抑えながら得点を狙いにいかなければいけなかったと強く感じています。 この結果になってしまい、非常にチームとしては苦しい状況ですが、あきらめたりバラバラになったらもう何も起こらないので、チームで1つになって可能性がある限り戦わなければいけないと思いますし、必ず戦って、この状況を打開していきたいと思います。 --キックオフ直前に村田 透馬選手から山根 永遠選手へ出場選手の変更がありましたが?試合前のウォーミングアップで筋肉系のトラブルがありました。 --横浜FMの大島 秀夫監督は「後半になって横浜FCが引いてきた」という印象を持たれたそうです。ハーフタイムにラインを下げて守るような指示はありましたか?いえ、そうした指示はしていません。後半に相手にボールを持たれた時間に関しては、自分たちの前線で攻撃が終わったあと、相手が下からビルドアップしてきたときに前から行き切れない場面がありました。そこはミドルゾーンでしっかり守備しようと。すべてがハイプレスで行けるわけではないと前半から想定していたので、後半の時間帯によっては持たれた状況もありましたが、崩されてはいなかったので、そんなに気にはしていませんでした。
横浜F・マリノス
監督
お互いの意地を懸けた戦いになったし、球際をはじめダービーらしい激しく、難しい試合になりました。選手たちが粘り強く最後まで戦った結果がPKにつながったと思います。それをウチのエースがしっかりと決めてくれて勝ったので、素晴らしい勝利になりました。 --暫定的に指揮をした1試合を含めて自身J1初勝利となりました。個人の感情よりも勝点3が欲しい状況なので、その勝点3を取れてホッとしています。何度も言いますが、チームが一丸となって、選手が最後まで戦い切り、ファン・サポーターと一緒になって戦えたことが大きかったと思います。 --アンデルソン ロペス選手の今季2点目が決勝点となりました。彼は難しいシーズンを過ごしてきました。ただ、何度も得点を取ったストライカーなので、その能力、その力を指導者として信じることに尽きます。信じてプレーすれば絶対にその期待に応えられる選手だと思っていました。 --残留を争うライバルとの“横浜ダービー”に内容を求めるのは酷かもしれませんが、特に前半は思い描いたプランとは違ったのではないでしょうか。勢いを持つために、相手を後ろ向きに走らせる作業は必要だと思っていました。もっとハッキリとそれをしたところから、自分たちが押し込み、相手を悪い状況に置きたいプランではありました。このようなシチュエーションだったので少し硬さがありましたが、粘り強く戦って、声を切らさず、ハーフタイムも背中を押し合っていたので、後半は「いけるな」と思いました。 後半は横浜FCのほうが少し引いたと感じています。相手陣地に入り込む回数は多くなり、そうなれば、自分たちのクオリティーを出して、点を取る狙いを出していけば取れるとは信じていました。相手もカウンターという分かりやすい狙いがありましたが、最後まで体を張って守れました。
横浜F・マリノス
FW 10
ダービーかつ横浜FCのホームで勝ったことがなかったので(ニッパツ三ツ沢球技場での“横浜ダービー”はこれまで未勝利だった)、歴史的な勝利になりました。僕がマリノスでプレーする最後の試合で、自分の得点で勝利に貢献できたのは、神様のおかげです。本当に幸せを感じる、感動する試合でした。 --PKの場面で喜田 拓也選手からボールを受け取りました。いつもどおり冷静さを持って、自分に集中することがうまくできました。ただ、いつもよりプレッシャーはあったと思います。相手サポーターの目の前でブーイングを受け、自分も長い間、得点していません。決めなければいけない中で、緊迫した雰囲気だったのですが、自信のあるPKをいつもどおり自分を信じて、集中して冷静に得点できて良かったです。 --横浜FMでの3年半を振り返ってください。マリノスは僕のすべてでした。僕のすべての夢をかなえてくれたチームです。Jリーグのタイトル、得点王も獲りました。振り返ってみると、この3年間、やっぱり幸せな瞬間のほうが多かったと思います。本当はどこにも行きたくはなかった。正直、心が痛いし、すごく寂しいです。ただ、もう決断したので行かなければいけません。ただ、僕はどこに行ってもこのマリノスを応援しています。このような素晴らしいチームを攻撃してはいけません。選手たちはいまも一生懸命、表現しようとしています。きっとこの状況から抜け出せると僕は信じています。 そして、今日はファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合えてうれしかったです。“横浜ダービー”のアウェイの地で勝ったことがなかったので、特別な喜び、感動がありました。それをマリノスのサポーターと喜び合え、本当に幸せで最高な気分でした。僕はこのクラブを去りますが、クラブの歴史に名を残せたと思うし、僕がやるべきことはすべてやりました。マリノスだけではなく、僕が日本で渡り歩いたチームでは、僕だけではなく僕の家族も幸せな時間を過ごせました。本当に素晴らしい国でサッカーができて幸せでした。またいつか日本に帰ってくることができれば、うれしく思います。
MF 6
--値千金のPK奪取でした。あまり抜け出すシーンはなかったのですが、3列目からタイミングよく行けたのは良かったです。あとはGKとの駆け引きでうまくPKをもらえました。最初にチョンと触ってシュートを狙おうとしたのですが、相手が飛び込んでくると思ったので、先に触れればとPKを取りにいきました。あまり覚えていないのですが、勝ちにいかなきゃいけないと思いながらやっていて、自然と体が前に行った感じです。 --勝利をもたらす立役者となりました。マリノスらしさとか、自分らしさとかは、今日の試合に限ってはなかなか出せませんでした。まだまだ課題が多い中でも、なんとしても勝ちが必要だったので最低限はできたと思います。 --自身にとってもチームにとっても大きな1勝になりました。勝つのは難しいことを身に染みて感じています。でも、今日のように泥臭くても、チーム全員が勝ちたい気持ちを出せれば勝利がついてくることも感じました。これを最低限のベースにしないといけません。勝利に対し、みんなが気持ちを出すことを次の試合以降も続けていかないといけません。
横浜FC
MF 4
ユーリ ララ
立ち上がりからしっかり入れていましたし、実際にゲームの主導権もある程度握れていたと思います。ただ、ゴールを奪うことができず、結果的にPKで失点してそのまま敗戦となってしまった。本当に悔しいです。 --前半はルキアン選手と櫻川 ソロモン選手をターゲットにし、終始相手を押し込みました。その手ごたえと、一方で後半にゲームが難しくなった要因をどう感じていますか?前半はしっかりと試合に入れていましたし、流れも良く、自分たちのプレーができていたと思います。後半に関しては、相手がポゼッションサッカーで主導権を握ってくる中で、自分たちもルキアンやソロモンにボールを預けながら前進する場面は作れていました。ただ、ゴールを決め切ることができなかったぶん、徐々に後手に回ってしまい、結果的に相手にチャンスを与えてしまった。その中で決められた1点が勝敗を分けたと思います。 --ユーリ選手も、試合前のインタビューで「ダービーでゴールを決めたい」と話していた中で、いつも以上にシュートの意識の高さを感じました。ゴールを取れなかったことももちろん残念ですが、それ以上にチームとして結果を出せなかったことのほうが、悔しい気持ちは大きいです。今日の試合は、自分たちとしても勝てるような内容だったと思います。だからこそ、こういった内容のある試合を、しっかりと結果につなげていかなければいけないです。 --ここから中断期間に入ります。チームとしてどんな取り組みが必要だと感じていますか。まず攻撃面では、なかなか点が取れていない状況なので、FW陣だけでなく、後ろの選手も含めて、全体でシュートまで持ち込んで得点につながる形をしっかり作っていきたいと思っています。また守備面では、もう少しコンパクトな陣形を保ちながらプレーする精度を上げていくことが課題だと感じています。
DF 2
ンドカ ボニフェイス
本当に勝点3が必要な試合を落としてしまいました。前後半を通して、ヤン マテウス選手の個の能力で行かれるシーンがあって、そこが危険という認識はありましたが、それ以外は試合を通して危険なところはなかったと思います。自分たちはカウンターとサイド攻撃を出しながらでしたが、どうしてもシンプルなサイド攻撃一辺倒になってしまって、そこから点が取れなかった。何回かチャンスを作り出しましたけど、そういう中でグッと運ばれて、失点してもおかしくないような危険なところにボールを運ばせてしまったのが失点の原因だと思います。 --ハーフタイムの指示は?ヤン マテウス選手とかのカウンターのところはしっかり抑えつつ、背後で起点を作って押し込んでいこうという指示でした。 --5連敗になってしまいましたが、ここから中断期間にどう立て直していきたいですか?本当に勝つしかないし、勝点3を積んでいくしかない。戦っていない選手は誰一人いなくて、みんな戦っている中で、でもそこは相手も同じだから、ギリギリのところで勝点を落としている。本当に、そういうゲームをモノにしていくしかない。一人ひとりがチームを勝たせるために、その少しのところをみんながレベルアップしたり、意識を上げて、一人ひとりがチームを勝たせるという気持ちを持ってやるしかないと思います。