分水嶺は前半AT。突き放した京都が雪辱を果たす
京都サンガF.C.
監督
先週のガンバ大阪さんとの試合ですべての面で良いところがない試合を経験して、あらためて監督として非力さを感じました。選手をどう送り出すのか、もう1回自省して臨まなきゃいけないなと思って、それを翌日の練習試合から遂行しました。選手たちのリバウンドメンタリティーは非常に評価できます。岡山さんには前期に悔しい負けをしていて(J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第5節/0●1)、いまケガ人がいる中でも反撃できたことは、チームとしての自信にもつながります。 象徴的な1点目が、初先発の2人で取れたことも含めて、チーム全員で1つのことに向かっていくという機運は、間違いなく今日の試合で高まったと思います。今日はわれわれのそういうものが、前節の悔しさも含めて、相手よりも勝っていたかなと思います。 正直、5点も入るとは思っていませんでしたけれど、最後の最後まで引かずに、交代で出た選手も含めて1つのパワーを作って、また新しい形、新しい選手たちがピッチに立てるということで証明できました。 ただ、10試合で勝点17というのは、優勝するためのポイントをいくつか落としているところもあります。ここから連勝して巻き返していかなきゃいけないし、特にわれわれは次節(・C大阪戦)のあとは日程が少し空くので、そういうことも含めて1点集中でアウェイのセレッソ大阪戦へ乗り込んでいかなきゃいけません。
ファジアーノ岡山
監督
2試合続けて大差で敗れているので、そこは本当に申し訳ない思いです。ただ、今日の試合に関しては1-5になる試合ではなかったです。そこは非常に悔しいですし、逆に言えばそれが1-5になってしまうことにすごく危機感を持ってやる必要があると思います。そこはしっかり振り返りながら、チームをなんとか良くしていけるように努力していきたいです。 --「1-5になる試合ではなかった」ということですが、具体的には?まず自分たちが得点を取るチャンスがいくつかあったのに、1得点で終わっています。それはずっと続いている課題ですし、なかなか超えていくのは簡単ではないんですけれど。1失点目は相手の圧力に負けました。相手がものすごい集中力で来たときに耐え切れなかった。でも、そこからゲームを盛り返して追いついた。そこまでは良かったし、その後も自分たちの流れが続いていたと思うのですが、少しファウルかどうかで試合が止まって、相手のスローインで始まって、そこから持っていかれて失点しました。そのときも(前半)アディショナルタイムでしたが、そこからさらに押し込まれた状況からセットプレーを与えて失点してしまいました。やっぱり自分たちの時間帯で得点を取れず、逆に我慢し切れずに失点する。1-3になる前半じゃなかったし、そこが勝負を分けました。最終的には粘り切れず、自分たちも前がかりになっていたので(後半も2失点を)やられましたが、一番は前半の最後の2失点かなと感じています。もっと集中力を持ってやらなきゃいけないし、集中力を持ってやっていても止められないのなら、それは能力の問題です。非常に危機感を持たないといけません。どちらにせよ、自分たちで解決していかないといけません。
--ご自身の得点シーンについて。少しクロスの選択もあったんですけれど、右サイドから流れてきたボールだったので、中の選手に準備する時間が少ないなと感じて、思い切って足を振りました。チームを勝たせられたゴールが初めてだったので、素直にうれしかったです。大学の頃は何度かありましたけれど、プロになってから決勝点を決めたのは初めてですね。だいぶ久しぶりです。今後もチームを勝たせられるゴールやアシストを、どんどん増やしていきたいです。 ただ、試合が終わった中で感じるのは、もっともっとやらなきゃいけないなということです。数字の部分でも、ほかの部分でも、チームに貢献することが僕の良さでもあるので、引き続き、いろんなプレーに対してこだわっていきたいです。 --佐藤選手のゴールを喜んでいるサポーターも多いと思います。試合後にスタジアムを周っているときに、自分のユニフォームやタオルを持ってくれている人たちを見ました。日頃から応援してくれている皆さんに恩返しじゃないけれど、今日はそういうものをお届けすることができたのかなと思います。
ファジアーノ岡山
先制はされましたが、同点に追いつくまでは悪くなかったし、相手コートでサッカーを展開できていました。ただ、前半最後の2失点が大きく響きました。集中していなかったわけじゃないと思うし……一つひとつのズレというか、ロングスロー気味のプレーをまず内側へ返してしまったこと。その後のボールの処理のミスと、いくつかミスが重なって、あそこまで持っていかれました。シュート自体も止められたかもしれないし、そこはミスの重なりかなと思います。 --後半の戦いについて。ゴールへ向かっていくところにパワーを使わないといけませんでした。矢印は前へ向けていた中で、4失点目をしてしまったことが大きく響きました。やっぱり、どこかガクっときたところはありました。まず前半を1-1で終わらせなきゃいけなかったし、前節(・神戸戦)もそうだけどイヤな時間帯に失点して、自分たちの流れを相手に持っていかれています。試合巧者にならなきゃいけないのが、去年からの課題です。
前半の終了間際の失点がこの試合を決めたと言っても過言ではないですし、DFの選手として許してしまったことは悔しいです。自分たちにもチャンスがなかったわけではないので、そこを決め切る京都の強さと、自分たちの失点してしまう弱さや決め切る力、その差は感じました。 --最終ラインとして意識していたことは?相手がロングボールを使ってくることはスカウティングであったので、そこのバトルで個々が負けなければ自分たちに流れが来ると思っていました。そこは競り合いなどで負けなかったですけれど、その後の(攻撃に移ったときの)ボールが1つつながらないとか、1つつながっても入れ替わる場面で相手に奪われてしまい、再び押し込まれてしまう場面もありました。強くはじくところと、つないでマイボールにするところ。そこは自分ももっと成長しなきゃいけない部分だなと感じています。 --2試合続けての複数失点となりましたが、次節・G大阪戦へ向けて。自分たちのベースにあるのは粘り強い守備です。そこは去年から大事にしてきたし、そこで勝点を取ってきたクラブです。複数失点が続いていますけれど、チームとして共有して、もっと強くなっていきたいです。
京都サンガF.C.
FW 17
アレックス ソウザ
今日はシンプルにわれわれの連係が良かったと思います。毎日の練習で取り組んでいることを、しっかりと出せました。先制点は(本田)風智が自分へパスを出してくれましたが、彼は非常にクオリティーを持っている選手で、彼が素晴らしいパスを出してくれたから決めることができました。感謝しています。 --プレスの部分でも貢献していましたが。そこは良くなっています。もともと、自分の特徴としてアグレッシブさがありましたが、それが曺さん(曺 貴裁監督)の下でサッカーをする中でさらに出せていますし、チームの助けにもなっていると思います。そういうところのために、自分はプレーしています。 --初先発で初得点を決めた喜びは?言葉では説明が難しいくらいうれしいです。京都というチームに来れて、このユニフォームを着てゴールを決めることができたのは本当にうれしいです。このためにやってきましたし、1つ結果が出て良かったんですが、自分のゴールよりもチームが勝ったことにフォーカスをした上で、今日のゴールを感じたいです。
MF 99
本田 風智
--先制点をアシストして。うれしかったですし、しっかりとゴール前へ味方が入ってきてくれてアシストできたので良かったです。 --平戸 太貴選手とのコンビネーションで左サイド深くへ進入しました。前向きでボールを持ったときにパスを出せる視野の広さが太貴くんの良さだと思います。相手のイヤなところへ入っていく動きのところで、太貴くんが良いボールを出してくれて得点につなげることができました。 もう少し早いタイミングでクロスを上げて相手GKとDFの間へボールを送りたかったんですが、中を見たときに自分の視野の中には誰かが入ってきている感じがなかったので、1つ溜めて、あそこが空いているのが見えたので良いボールを送ることができました。狙いどおりの得点でした。 --加入後初先発でしたが。スタメンはずっと狙っていたので「やっと来たか」という気持ちでした。久しぶりのスタメンだったので、いけるところまでしっかりと自分の力を出そうと思っていました。うまく試合に入れたのかなと思います。 --4点目も含めて2アシストを記録しました。それは自信になりましたし、良い流れなのかなと思いますけれど、得点を決められるチャンスもありました。ヘディングはフリーだったし、時間もかなりありました。そういうところは決めていかないといけないし、今日は得点が多かったけれど、厳しい試合になればなるほど1点が大事になってきます。そこは自分の中で反省して、練習していきたいです。