新潟OBの監督が率いる2チームが、デンカビッグスワンスタジアムでぶつかり合う今節。新潟サポーターにとっては、感慨深い一戦となる。
新潟の船越 優蔵監督と、2つ年上で磐田の秋葉 忠宏監督は、現役時代の2002年から2004年にかけて新潟でチームメートとなり、2003年に最初のJ1昇格を成し遂げたメンバー。2010年には相模原で再びチームメートとなり、2013年から2014年にかけては、秋葉 忠宏監督、船越 優蔵コーチのコンビで群馬を率いた縁がある。
船越 優蔵監督は「秋葉監督は、新潟の歴史の礎を作ってくれた尊敬する先輩でもありますし、いろいろと教えてもらいました。そういう先輩と試合ができる幸せをかみしめながらも、絶対に負けたくない。新潟として、どう戦うかということが大事」と、初対戦に挑む。

船越優蔵監督は“先輩”のチームを上回ることができるか
今季全勝中のホームで戦う新潟は、現在4勝2敗で2位。前節・山形戦は前田 椋介の先制点を守り切って勝利したが、内容には課題が残った。守備を統率する舩木 翔は「相手に狙われていたスペースを使われた。隣の選手との距離や立ち位置にはこだわらないといけない」と、コンパクトな守備ブロックの形成を見直しつつ、相手の反撃に押し込まれる時間を減らせるよう、修正を図ってきた。
一方で、自陣からのロングカウンターは新潟の武器。シマブク カズヨシのドリブルや、舩木 翔が得意とするサイドチェンジからの速攻も生かしてチャンスを作りたい。
磐田は3勝1分2敗で9位。前節・甲府戦は川合 徳孟が決勝点を挙げ、1-0で勝利を収めている。今節で勝利を収めれば、勝点2差で上位の新潟と順位を入れ替えることができる。
前線には、チーム最多3得点のイアゴ テレス、2得点のジョアン ヴィクトルら、個の力を持つ外国籍アタッカーがそろっている。「沖縄キャンプで練習試合をしたとき、非常に球際の強度があったし、外国籍選手とのバトルは避けられない。個で上回りたいし、チームとして一丸となって戦えたら」と新潟の舩木 翔は警戒する。

舩木翔が警戒する磐田の外国籍アタッカー。その1人、イアゴ・テレスはここまで全試合先発出場中だ
新潟も磐田も、勝負の本質を大切にするアグレッシブなサッカーを展開している。熱い指揮官が率いる両チームの真っ向勝負に、スタジアムが盛り上がることは必至だ。
[ 文:野本 桂子 ]