●安間貴義監督（富山）：
「この岡山戦に向けて出発するところからグラウンドに駆けつけて声援をくださり、そしてこのカンスタまで来て応援してくださった皆さんに、そして富山で応援してくださってる皆さんに、いいゲームを見せようと入ってきました。アウェイで開幕の雰囲気の中、選手たちは果敢にゲームを進めてくれたんじゃないかと思います。前半、お互いの時間があり、相手の時間の時もしっかり我慢しながらゲームを進め、０−０で後半に入ることが出来ました。相手が下げたのかわからないのですが、しっかりとまた自分たちの時間に持っていく、ゲームを尊重しながら、進めることが出来たんじゃないかと思っております。
それぞれが尊重し合い、例えば白崎が自陣からドリブルで仕掛けてシュートまで行ったシーンなんかはJ２ではなかなか見られないですし、それを陰で支えている中島翔哉だったり、苔口だったりがしっかりフリーランニングをしてコースを作ったりだとかは、それぞれ点を取りたい人間だけれども、チームのプレーを尊重しているところはいいチームになってるなと思います。その中で勝点３を取るために、交代もしてみましたが、（西川）優大も國吉も木本もシュートを打ったりしました。ただ得点には至っていないので、そこは質をあげていかなければなりませんが、『今シーズン、こういうサッカーをします』としっかりと示せたのはよかったのかなと思います。
開幕に向けて組んでいた試合が雪で出来なくなり、急遽場所を探してもらった磐田の関係者の方だったり、藤枝市の皆さん、東海学園さんが試合を組んでくれたことでいろいろ確認できたこと、しっかり自分たちのものに出来たのは、彼らのおかげだと思っています。いい結果を出せるようにやっていきたいと思いますし、何より、先ほど言った富山を支えてくださる皆さんに、意思表示をしたいと思います。試合が終わって、試合の状況をもう話せているということは、研ぎすまされた状態で出来ていると思いますし、競った試合で残り１５分、３０分で失点していい試合でも負けて勝点１も取れなかった時より成長していると思います。そういうことを一歩ずつ進められているのが今年のチームなので、続けて果敢に進めていきたいと思います。

Q：今日のゲームで出来たこと。予想以上に出来なかったこと。
「出来たことは、こんな感じでやっていこうということを、（先ほど）言いました。合宿の時は以前ここでやった時（昨年の第４１節）の３枚のシステムでやっていたんですが、中島が入ってきたので急遽２次合宿から「４」を試していて、それを思い切って今日試してみました。選手が積極的にトライしてくれたことがよかったんじゃないかと思います。シュートまで持っていくのは難しいんですけど、しっかりそういう場面も作れていますし、そのへんに関しては、しっかり出来ていると思います。行けないときのボールの動かし方も動かせていましたし、失った瞬間、前線からいける、というのは、しっかりとしたディフェンスがあるからだと思います。ただ出来なかったことに関しては、得点が生まれていないことは事実で、最後の最後で岡山さんが足を出していたり、寄せていたりと難しいスポーツですが、点を取らないと「３」にはならないので、トレーニングすることで、挑んでいきたいと思います」

Q：交代の狙いとその結果。
「正直、残り１５分まで引っ張ったのは、彼らが悪いわけではなく、うちの攻撃に向こうがなれてきたので、変化をつけたいなと思いました。その中で中盤の４が前の３枚を追い越すことはあまりしないので、しっかりボールをキープできているからこそ、木本を入れて追い越していく動き、そして最後に國吉がミドルを打ったように、ミドルシュートにいいものを持っているので、前から打つことによって引き出したい、そういうことを期待してゲームに変化をつけました。西川は練習試合からコンスタントに点を重ねており、どんな時でも一度はチャンスを作ってくれる選手なので、期待して出しました。実際チャンスを作ってくれましたし、頭のいい選手なんで、次に向けてトライしてくれることを期待したいと思います」

以上