9月27日(月)J2 第36節 湘南 vs 甲府(19:00KICK OFF/平塚)
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湘南は上田栄治監督就任後、2試合で未だに勝ち星がない。昇格(内定)を目前にしていた川崎Fに力負けした初采配試合。そして鳥栖を相手に0-0で引き分けた前節という形だ。
上田監督が不運なのは、ここ2試合ともレギュラークラスに複数の出場停止選手がいたという点。例えば川崎F戦では浮氣哲郎、白井博幸という守備の要ともいえる両選手がピッチに立てなかった。また、鳥栖戦でもパラシオスを筆頭に3名の選手が出場停止を受けていた。就任後、まだ一度も万全な形で試合に臨めていないのである。今節も鈴木良和が出場停止となっており、攻撃面での損失を考えると痛い状況にある。
ただし、ここに来て復活するパラシオス(柏に期限付き移籍のため、この試合が湘南での今季最終戦になる)、白井のセンターバックコンビの安定感は守備面でのプラス作用はもちろんのこと、最終ラインに対する安心感が攻撃面でプラス作用をもたらすはず。そういう意味で、今節の戦いには注目しているが、湘南の攻撃に関しては、まだまだ改善すべき点が多いのも事実である。特に、タテ方向のスピード感に欠けるという印象を受ける。
なでしこジャパンで上田監督が作り上げた組織的で素早い攻撃は、一朝一夕にできるものではない。現在進行形でチームの改善が進んでいるはずで、そう考えると湘南は発展途上のチームだということが言える。
そのようなチームの中で、楽しみなのが復活したアマラオのプレーだ。17節の横浜FC戦を最後に長期間戦線から離脱していたが、上田監督就任と期を同じくして戦線に復帰。ここ2試合を先発出場しており、久しぶりのゴールが期待されている。川崎F戦ではビッグチャンスを逃すなど、らしくないプレーも見せているが、それも試合勘が戻るにつれて解消される問題だと考える。出場停止選手が少なくなってきたこのタイミングでゴールを見てみたいところだ。
対する甲府だが、前節の仙台戦をものにしてJ1昇格戦線に食らいついている。ここ数試合、攻撃面でのバランスの悪さが目立っていたが、ここに来てその問題も解消したようだ。甲府の特徴は、その両サイドからの攻撃にあるのだが、水越潤が出場停止から復帰したことでサイドからの崩しが見られるようになった。サイドを崩せれば中央の須藤大輔が生きてくる。高さと強さを兼ね備えた生粋のセンターフォワードが、その能力を発揮して前節は2ゴール。仙台との大事な試合で勝ち点3を奪う原動力となった。
当然の事ながら湘南としてはその須藤に意識を集中させてくるだろう。パラシオス、白井という対人に強い2枚が対応してくるのは間違いなく、須藤にとってはタフな試合となるだろう。簡単にはプレーさせてもらえない中で、甲府とすればセカンドボールをいかに拾えるのか、が攻守の鍵を握ることになりそうだ。そういう意味で、小倉隆史やボランチの倉貫一毅。そして両サイドハーフの選手たちのサポートの動きがポイントとなりそう。
甲府にとっては2位大宮との勝ち点7差(9/25現在)を追いかける意味でも、そして現在の両チームの順位から考えても確実に勝ち点3を取っておきたい試合となる。特にライバルである仙台を下した直後の試合ということで、この試合の持つ重要性はさらに高まっていると考える。リーグ戦も終盤にさしかかり、今後の試合はどれだけ平常心を保てるのかがポイントになりつつある。
以上
2004.9.25 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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