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【HOT6!J1は7月の6試合が激アツ!】再開後はこう戦う!F東京編(05.06.27)

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◆12節までを振り返って

F東京にとって、まさしく苦しみの連続だった第12節までの戦い…。
開幕から第4節の磐田戦までは負けなしで好調、首位をキープ。その頃には「優勝争い」という言葉にも違和感はなかった。
しかし、その流れはそのまま続くわけではなかった。そこからリーグ戦では8試合勝利なし、まるで勝利の女神に見放されたようだった。首位からどんどん順位を下げ、結果16位(3勝2分7敗の15得点20失点)。その要因として挙げられるのは、三浦、藤山、馬場、加地、金沢、藤田、ルーカス、戸田、鈴木規郎など…けが人が相次いだことがいちばん。特にDFラインは毎試合ごとに組み合わせが変わるといった非常事態にも見舞われてしまった。
「内容は悪くはないのに勝てない」この言葉を何度も耳にした。勝てない苦しみから何とか抜け出そうと、選手たちは自らムードを変えるためそのたびに気丈に顔を上げた。しかし、中断前のリーグ終盤には「チャンスは作れるものの最後のフィニッシュで決めきることが出来ない」といった悩みも抱えた。
「勝てそうで勝てない苦しみ」。ナビスコカップ第4節(5/28)のアウェイでの大分戦ではようやく勝ち点3を手にしたものの、その後の2戦では勝ち点1…願い叶わぬまま中断を迎えることとなってしまった。


◆再開後の展望・見どころ

4日間のオフを挟み、日本代表の土肥選手、加地選手、追加招集された茂庭選手、更にはU-20日本代表の梶山選手と増嶋選手を除くメンバーで福島のJヴィレッジでキャンプを行ったF東京。
「100%以上の力を引き出された。限界まできてた」と今野選手が充実ぶりを振り返ったが、しっかり走りこんで、暑い季節の訪れに備えコンディションを整えた。「もう一度、コンディションの面と、気持ちの面で、再開に向けてスタートする(原監督)」という意味を込め、今シーズン開幕当時の試合をビデオで見て「開幕した頃の勢いのあるサッカーを取り戻そう」と心をひとつにした。「負ける気がしなかったあの頃を思い出した」と今野選手も笑顔を見せ「これからの試合は全部勝ちます」と宣言した。
チームにとってのキーワードは「もう一度原点に戻る」だ。
まず、続出していた怪我人もほぼ戻ったことは、再開からの連戦に向けて明るい話題だ。これで体制は整った…その上で「いい守備をして、奪ったらシンプルに攻める。攻守両面で全員で戦う」というチームのコンセプトを、改めて噛み締めながら口にした原監督。
キャンプから戻ってオフをはさんだ翌日のグラウンドでは、真夏のような暑さの中、汗を流しながら大きな笑い声を響かせながら練習する様子が見られたが、F東京はやはり笑顔が似合うチームだと改めて感じた。「FC東京らしさ」をリーグ戦で1日も早く取り戻してほしい。「苦しい思いをしたその経験を、いかに今後に生かすか」ここが再開後のひとつのポイントになってくるのだろう。
これまでにないほどの苦しみから得たものは一体何か。苦しみの先にある喜びを噛み締めるために…13節以降の巻き返しに大きく期待をしたい。
再開幕となる第13節(7/2)は、C大阪を向かえてのホームゲーム…ここでの勝利がチームの流れを大きく変えることだろう。


◆HOT6の注目選手

注目選手としてあげたいのが、ベテランの三浦文丈選手だ。12節までの勝てない時に故障で不在だったことは、プレーの面だけでなく精神的な面で大きく響いたと言っても過言ではないだろう。彼が放つ声は、周囲の選手に大きな力を与えている。「文丈がいることで、茂庭、ジャーン、そして今ちゃん(今野)の声やゆとりが変わってくる」と原監督も絶大なる信頼を置く。まさに精神的支柱が返ってきた。
もう一人、注目選手にあげたいのが、ワールドユース選手権での戦いから戻ったばかりの梶山陽平選手。ワールドユース選手権中に、1試合を45分、2試合は90分戦い抜いた様子を見た原監督も期待を高めている様子。膝の状況も、現時点では問題ないとの報告もあったようで「再開まで様子を見て、行けそうなら貴重な戦力になります(原監督)」と、大きな戦力として考えている。何より梶山選手自身が、ワールドユース選手権での経験を生かして成長した姿をピッチで見せてくれることが、チームの上昇機運につながるだろう。今シーズンはリーグ戦ではわずか4試合(いずれも途中からの出場)で、4月下旬からは故障により戦線離脱を強いられていた。「中盤の構成については、再開まで選手たちのコンディションを見て決めたい」と原監督も話すように、彼が戻ることで中盤の選択肢が増えることになりそうだ。
そして忘れてはならないのが「世界一のプレーヤーになりたい」と胸を張った今野選手…彼の仕事ぶりに大いに期待を寄せたい。


◆再開後のフォーメーション予想



※現時点でのフォーメーションは、中断前と同じく2トップが予想されるが、既にチームに合流しているルーカス選手のコンディション次第では1トップ、トップ下に梶山選手を置く形も考えられる。その場合、原監督は、栗澤選手をスーパーサブ的に途中投入することもひとつのオプションとして考えている様子だ。


以上

Reported by 日々野真理
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