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【プレシーズンマッチ:FC東京 vs FCソウル レポート】うだるような暑さの中、国立で行われた2度目の日韓首都対決。スコアレスドローに終わるも、茂庭がかつての“らしさ”を見せた。(07.07.27)

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【2007プレシーズンマッチ】
7月26日(木) 19:05KICK OFF / 国立競技場 / 12,391人
FC東京 0−0 FCソウル(韓国)
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 日中は雨の降っていた東京。試合開始前には雨もやみ、濡れた道路も少しずつ乾き始めていた。雨上がりな上に、気温も高い…試合会場の国立競技場に入ってみると、この季節特有の湿気を感じる。試合前の選手たちのウォーミングアップを見つめながら「かなり暑いね!」と原監督。実際に試合が始まったピッチ上も「かなり蒸し暑かった(徳永)」。

 今回で2度目となった、FC東京vsFCソウルの対決。日韓の首都をホームタウンとするチーム同士の対戦は、結果0−0のスコアレスドローに終わった。

 原監督は試合前、スタメン起用した森村に対して「ここのところ元気だったので、なるべく長くやらせてあげたい。攻撃的な選手だし、うまさがあって、パスが出せて、ドリブルもできて、シュートも出来る。今日は強さがあって激しい相手にどれくらいやれるのか見てみたい」と話し、期待の高さをうかがわせた。その森村も含め右の石川、中央の馬場と、リーグ戦でなかなか出場機会に恵まれなかった3人に対して、「2列目のフレッシュな選手たちが、どういうことをやってくれるか、期待したいですね」と加えた。
 そして、原監督としては当然、前半戦ずっと心にあったであろう“茂庭の復調”を誰よりも見たかったところだろう。

 F東京は、GK土肥、DF徳永、藤山、茂庭、金沢、MF浅利と福西のダブルボランチ、2列目右から石川、馬場、森村。FWにルーカスというスタメン。後半に入り土肥に代えて塩田を、馬場に代えて赤嶺を、石川に代えて川口を投入。更に福西に代えて池上、森村に代えてリチェーリを、そしてルーカスに代えて平山を投入。6の交代枠をすべて使った原監督。「出来るだけ長くやらせたかった(原監督)」という森村には68分間を与えた。「すごくいいものはあるが、なかなか公式戦で試す機会がなかった(原監督)」が、今日はそのいい機会となったようだ。

 試合後、森村のプレーについて「できるだけ長く使って、できる事と出来ない事を彼自身感じて欲しいと思っていました。結構プレッシャーがきつくても、半身でもらうことができますし、ボールが収まるし、センスもありますしパスも出せる、ドリブルもできる、味方も使える。あとは予想通り、球際のところで、まだまだ線の細いところもあるので、ルーズボールになると持っていかれる場面もあった。ただ、彼の持っているサッカーのセンスとかおもしろいものを持っているし、今日はよくやってくれた。これをきっかけにJリーグの公式戦でもメンバーに入ってこれるように。彼にとって今日の試合が大きな意味になってくる日が来ると思います」と評価した原監督。

 森村自身は試合を振り返り、課題に感じた部分を繰り返した。そして、「課題がはっきりしたところが、今日の収穫です。こういう試合を経験したことで、次に公式戦に出るときまでにその課題を意識して練習したい。次に試合に出るときは、全く違う感じでのぞむことが出来ると思います」と目を輝かせて顔を上げた。彼にとって次につながる一試合になったことは間違いないだろう。

 そしてこの試合の何よりの収穫は、茂庭のプレーだろう。
 90分間、大きな声で周りとのコミュニケーションをとり続け、「全体をコンパクトにすることと、自分たちのやりたいサッカーをするために声を出し続けることを意識していました(茂庭)」と、ゴール前でかつての“らしさ”を見せた。「最終ラインで茂庭が戻ってきて、やっと少しずつ良くなってきた。最終ラインが深くならずに上げることができた。ただその反面、危ない場面が確かにあった。ただ、茂庭が入ったことで強気にラインを上げることができた。今までは、どうしても深くなってしまっていたが、ラインを上げるという狙いとしては出来た」と原監督も評価する。

 試合後には「チームを立て直すという意味でも、もっと自分がハングリーにいかないといけない。ポジションが確約されているわけではないし、結局今は、今ちゃん(今野)と伊野波がいないから出られているって分かっているし、二人が戻ってきても負けないようにアピールして、まずは今ちゃんを本来のポジションに戻すという気持ちでやっていきます」と思いを語った茂庭。久しぶりに“茂庭らしい表情”を試合後に見ることが出来たように思う。

 0−0のスコアレスドローに終わった2回目のこの対戦。
「次こそは……」。次の対戦の時にはソウルに対し、強い“東京”を見せたいところだ。

以上

2007.07.27 Reported by 日々野真理
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