3月29日(日)J2 第5節 東京V vs 栃木(16:00KICK OFF/国立)
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:野々村芳和、実況:中村義昭、リポーター:大竹奈美)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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25日(水)に行われた前節、東京Vは水戸に対して完敗を喫した。試合後の会見で高木琢也監督が「どこか異国の地に連れて行かれて、何をしていいか、どこに行けばいいか、言葉も分からない、そんな感じの状況の中で、ピッチの中でさまよっていたようなゲームでした」と話した言葉が全てを物語っていたように、何もできないまま90分間が過ぎていった。
中3日で迎える今節は、国立競技場に栃木SCを迎える。J2初挑戦の相手にどのような戦いを見せるだろうか。立て直しに注目したい。
GK土肥洋一は「パスや走るなど、当たり前のところ全てで相手が少し上回っていた。その少しの差が90分間積み重なった結果、あれだけ大きな差となった」と、水戸戦を振り返った。そして、「時間がないので何かを劇的に変えるのは難しい。だからこそ、チーム全体がもう1度しっかりと話して、コミュニケーションをとることが大事」と語る。
C大阪戦、富山戦と徐々にチームの方向性が見えつつあっただけに、今一度立ち上げから築いてきたチームの原点を再確認することが最善策だろう。
水戸戦翌日、指揮官はさっそく藤田優人・和田拓也の両サイドバック、菅原智・河村崇大の2ボランチとポジションごとにそれぞれ集め、直接話をする場面が見られた。特に時間をかけたのが両サイドバックのルーキーコンビとの会話だった。
藤田、和田とも開幕スタメンから3節まで、新人離れしたパフォーマンスを見せ周囲を喜ばせた。しかし前節、水戸には完全にターゲットとされ、まさにプロの洗礼を浴びることとなった。
「最初の2試合は、ただ懸命に頑張るだけで精一杯だった。でも、この2試合は悪い意味で考えすぎてしまい、積極的なプレーができていなかったと思う」と藤田はこの4試合を振り返る。
彼らがどれだけ監督・コーチ・先輩たちの指示を理解し、その上で思い切りの良さを出せるかが1つのポイントとなりそうだ。
また、ルーキーという意味では、FW林陵平も前節デビューを飾っている。苦戦状況での投入で「ほとんどボールに触れなかった」(林)が、「僕だけじゃなく、みんなそれぞれやるべきことはわかっていると思います。ただ、それをピッチで体現できるかが問題。もっともっと試合に出て結果に出していきたい」と、出場への士気をさらに高めている。得点の欲しいチームにとって、186cmの大型FWは新たなカンフル剤となるか、期待したい。
一方、アウェイとはいえ、栃木は前節のホームゲームも国立競技場で行っている。ホームの東京Vが国立今季初戦となることを考えると、むしろ2試合連続の栃木の方が有利といえるのかもしれない。
しかし、J2初挑戦となるチームは4戦0勝、得点0と悪戦苦闘が続いている。
開幕から3節までは、連敗しながらも湘南(2節)、C大阪(3節)ら強豪に対して最少失点に抑え、守備面ではある程度の手応えをつかみつつあったようだ。
しかし前節、福岡相手の0−2は「結果通りの内容」と、内容でも完敗だったと松田浩監督は認めた。その一因に「いいサッカーができていることへの慢心」を挙げているだけに、栃木も東京Vと同様『自分たちのベースへの立ち戻り』が今節、そしてJリーグ初勝利へのテーマとなりそうだ。
勝利のためには得点が必要だ。当然、一刻も早いJ初ゴールが求められている。
福岡戦後の会見で松田監督が「点を取った人がレギュラーを掴む。本当に(選手には)差がありません」と話しているように、4試合点を取れていないFWについては毎試合メンバーを入れ替え、さまざまな組み合わせを試しながらエースの座を競わせている。
河原和寿、若林学、松田正俊、石舘靖樹、稲葉久人の5人のFW全員がエースの座を狙っているに違いない。果たしてこの中からチームJ初得点は生まれるのだろうか。
「フットボールをしたい」と会見で語った高木監督の言葉が印象に残る。
サッカーの聖地・国立競技場で、同じ言葉は絶対に聞きたくない。
以上
2009.03.28 Reported by 上岡真里江
J’s GOALニュース
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