7月8日(水)J2 第26節 富山 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/富山)
スカパー!生中継 Ch185 18:50〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
☆勝敗予想ゲーム
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富山は7月最初のホームゲームでJリーグ1年目を折り返す。第14節(5月5日)以来6試合・63日遠ざかっている地元勝利をつかみ、試合後に打ち上げられる花火を祝砲にしたい。11位の富山、18位の横浜FCとも5試合ぶりの白星を目指す戦いでもある。盛夏にふさわしい熱き攻防が展開されそうだ。
富山は前節の岐阜戦を0−0。後半、岐阜の猛攻にさらされたが耐え抜いて勝点を30に乗せた。
スコアレスドローは今季7試合目。リーグ最多を数えるこの数字が富山のリーグ前半の戦いぶりと現状を象徴している(2番目は4試合の東京V、岡山)。J2で互角に戦うために最低限な要素として整備した組織ディフェンスは、失点をリーグで4番目に少ない「26」に抑えている。ファーストアプローチからの連動、労を惜しまぬ勤勉さは誇ってよい。
チーム力向上を目指した積み上げ作業は、得点力アップという難しくもやりがいのある段階に突入している。楚輪博監督が会見で必ず口にする「同じ引き分けなら1−1、2−2のほうが良い」との言葉は自分たちへの叱咤だろう。総得点21はリーグで5番目に少ない。ゴールを重ねることで、チームの着実な前進を示したいところだ。
C大阪を下し、甲府、鳥栖と引き分けた第23節終了時に楚輪監督は「チームは進化している。もう少しで次のステージに進める」と語った。その指標となるのが得点力。「数的優位を作れるようにしたい。追い越す動きやサポートによってボール保持者の選択肢を増やす必要」と課題を上げている。3分1敗の最近4試合はカウンターからFW石田英之が挙げた2得点のみ。グラウンダーのショートパスをつなぎ、ペナルティーエリア手前まで迫るシーンは増えている。厚みのある攻撃からゴールを奪った時に、富山の新たなステージが幕を開ける。
置かれている状況は横浜FCも似ている。総得点18はリーグで2番目に少ない。前節の湘南戦は0−2で敗れ、樋口靖洋監督は攻撃面について「正直に言って我々に個の力で局面を打開する選手はいない。数的優位を作って、さらにボールを追い越して出て行くというコンビネーションを上げていかなければならない。それをよりスムーズに成立させるための精度を上げなければならない」と語っている。思いもよらぬ第1クールの低迷に耐えて光明は見出しつつあり、富山と同様にチームを景気づけるゴールがほしい。
前節18試合ぶりに先発したFW中野裕太をはじめ、MF西田剛、第14節以降レギュラーに定着したGK大久保択生、積極的な攻撃参加で相手に脅威を与えるボランチ八角剛史らプロ1、2年目が並ぶ若さは夏の連戦では大きな強みになる。
前回の対戦は第4節で、ともに今季初勝利をかけてぶつかり、0−0で引き分けた。その後の成長度を測るには格好の舞台になる。富山のMF朝日大輔は「初年度のうちがチャレンジして1点を奪いにいかなければならない」と前節後に話している。両者とも、初心に帰ってどん欲にゴールを狙い、リーグ後半戦の飛躍につなげたい。
以上
2009.07.07 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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