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【第89回天皇杯3回戦 川崎F vs 富山】レポート:川崎Fが貫禄勝ちして選手層の厚さに手ごたえ。富山は一時同点とするも後半途中で力尽きる(09.11.12)

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11月11日(水) 第89回天皇杯3回戦
川崎F 3 - 1 富山 (19:00/等々力/4,014人)
得点者:29' 黒津勝(川崎F)、44' 川崎健太郎(富山)、70' 木村祐志(川崎F)、78' 矢島卓郎(川崎F)
★スカパー!×ELGOLAZO×J's GOAL J2シーズン表彰2009★
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川崎Fが4年目のMF木村祐志の公式戦初ゴールで後半25分に勝ち越し、3−1で富山を下した。冷たい雨の中、とも冷静にゲームを進め、結果もJ1首位とJ2新加入の実力差を反映する順当なものとなった。

格下の富山は、堅守速攻にかけた。自陣に守備ブロックを作り、攻撃ではFW石田英之やMF木本敬介がDF裏への抜け出しを狙った。
それは川崎Fも想定していて、カウンターを警戒しつつ、しっかりボールを保持して圧力を加えた。関塚監督は「富山の両サイドバックは手ごわい」とみて、4-3-3のフォーメーションを採用したという。FWレナチーニョと黒津勝が両サイドに張り出し、中盤は木村、2年目のMF田坂祐介と横山知伸がトライアングルを作って攻撃をアレンジした。

序盤は雨でスリッピーなピッチ状態もあって、双方ともミドルシュートを狙う。前半10分には富山のMF川崎健太郎のシュートが際どくゴール上部のネットを揺らした。
川崎Fの最初の決定機は同22分、右サイドからのFKのこぼれ球がFW鄭大世に渡ったが、富山のGK中川雄二が至近距離からのシュートを好セーブした。24分には右からのクロスを鄭がスルーしてレナチーニョが狙ったがまたもや中川に防がれた。粘り強く耐える富山のペースになりかけたが、川崎Fは同29分に先制点を挙げる。左サイドで木村が起点を作って低いライナー性のセンタリングを送り、黒津が胸トラップでDFを振り切って左足で蹴り込んだ。

なかなかチャンスを作れなかった富山だったが、前半ロスタイムにワンチャンスをものにして追い付いた。こぼれ球を拾っての素早い展開から木本が中央で粘って右サイドでフリーになった川崎へ。「思い切って狙った」と言う川崎は、コントロールされたシュートをゴール左すみに決めた。ここからハーフタイムを挟んで後半途中まで、富山は強豪相手に互角に渡り合った。ダブルボランチのMF長山一也と野嶋良がセカンドボールをよく拾い、ショートパスをつないで敵陣まで攻め入った。
だが、見た目以上に富山の選手は消耗していた。「パスを回されて体力的にきつくなり、中盤でのスライドが利かなくなった」と長山。後半25分に勝ち越し点を奪われた。川崎Fは、相手ペナルティーエリア手前で黒津が競ったこぼれ球がちょうど木村の前に転がった。木村は「最初はレナチーニョにスルーパスを出そうと思っていたが、GKがちょっと前に出ていたので感覚的に打った」。ループ気味の技ありのシュートが決まった。
川崎Fは同33分に相手ゴール前の混戦から矢島卓郎がドリブルで左へ持ち出し、倒れ込みながら左足を振り抜いて3点目を挙げて勝負を決定づけた。

富山の楚輪博監督は会見で、「今回の善戦をリーグ戦にどう生かすか」と問われ、「善戦ではなく、技術の差を受け止めなければならない」と答えた。選手のコメントからも、スコア以上に実力差を感じていることがうかがえた。木本は「当たりの強さ、1歩目の反応スピードが違った。J1、J2の力の差が分かり、よい経験をさせてもらった。映像で見直して参考にしたい」と話した。

富山の今季は「J2レベルへの調和」を目指してスタートした。現時点でほぼ目標を達成しており、絶好のタイミングでさらに上のレベルを体感できたといえる。今回の戦いを糧に、リーグ戦の残り3試合でさらに歩を進めたいところだ。
一方の川崎Fは木村のほか、FW黒津が先制点、途中出場のFW矢島が3点目を挙げるなど、リーグ戦で出場機会が少ない選手が抜てきに応えた。関塚隆監督は「彼らがレベルアップし、今季の過密日程の中でチームを支えている」と賛辞を惜しまなかった。彼らにとっても、クラブにとっても、ベスト8をかけた15日(日)の4回戦・横浜FM戦(@日産ス)が再び試金石となる。

以上


2009.11.12 Reported by 赤壁逸朗
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