12月13日(日)2009Jユースサンスタートニックカップ
F東京 vs 養和(11:00KICK OFF/深川G)
★2009Jユースサンスタートニックカップ特集サイト
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「ゴールしか意識していない。ボールを持ったらシュートを考える。そしてゴールを決める。それが自分の持ち味」
重松健太郎はパスも、ポストプレーもしっかりとこなし、FKも蹴れる選手だが、その興味はシュートを打ち、点を決めることだという。周囲の視線に怯まず、点を取りにいく。彼のように「持ち味はゴールを決めること」と言い切れる選手は少ない。
FC東京U-18では毎年、選手たちが背番号を決めてきた。ただ、今年のチームは誰もエースナンバーである10番を選ばなかった。倉又寿雄監督は、選手の自主性を重んじながらも、あえて重松を呼び出して諭した。「お前が10番を着けなければ、誰が着けるんだ」。こうして10番は、重松の背中へと収まった。
3年間を通じて徐々にムラッ気も取れてきたが、元々は感情の制御が不得意な選手だった。倉又監督はなぜその重松に10番を託したのか―
彼には最良のパートナーが存在する。それがFC東京U-15むさし時代から6年間コンビを組み続けてきたFW山口潤だ。2人には、特別な間や呼吸が存在する。
「ジュンとはどんなプレーでも目が合う。例えノールックで出したとしても、絶対に来ると信じてくれている。ジュンだけは絶対に気づいてくれる」
倉又監督が「ジュンの献身的な動きや、空走りが重松の良さを引き出している」というこのコンビも、今大会で見納めとなる。重松はトップに昇格し、山口は進学を希望している。それぞれが別の道へと歩む。山口だけでなく、3年間をともにした仲間とプレーできるのも残り数試合となった。
「今年は悔しい思いもしてきた。一番は優勝すること。そして一試合一試合が思い出にできるような大会にしたい」
重松は背中の番号の意味を知っている。10番を託す。それは試合を託すこと。「多少強引でも俺が点を取るんだってゴールを狙い続ける。そういう姿勢は失って欲しくない。そんな選手は珍しいからね」(倉又監督)。10番を背負う理由がそこにある。重松は仲間の思いを背負い、今季無冠のチームを優勝へと導くゴールを狙い続ける。
以上
2009.12.08 Reported by 馬場康平
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