５月12日、北九州戦が行われたニンジニアスタジアムでは、サポーターグループ「愛媛ゴール裏ｎｅｔ」による『ゴールデンウィーク東日本応援ツアー』の写真展示による報告が行われました。
今回は、このツアーに参加されたサポーターから行程を教えていただきましたので、早速ご紹介します。
☆愛媛サポーターのゴールデンウィーク東日本応援ツアー（前編）
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●鮎川・蛤浜（はまぐりはま）でのがれき撤去から、千葉・フクアリへ（４日目、５日目）
【写真10】５月５日、これまでのユニホーム姿とは変わり、この日は作業着姿で集合。まずは昨日のお祭りの片付けから始めました。
【写真11】その後、場所を移動、蛤浜（はまぐりはま）でがれき撤去、植樹、鹿避けネットの設置を行いました。この様子は、先のJ's GOAL「フォトニュース」にも掲載されています。
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この日は、現地で丸１日使って復興支援活動を行い、午後７時に仙台市内へ戻りました。

【写真12】５月６日、朝６時に仙台市内の宿を出発。今度は順調に東北自動車道、首都高速道路を走って、車窓から東京スカイツリーを見ながら予定通りフクアリに到着。試合には敗れましたが、ニンスタでは味わえない雰囲気を体験することができました。
会場外では、愛媛のマスコットたち（たま媛ちゃん、一平くん、金太）も多くの千葉サポーターに歓迎されており、愛媛県物産販売ブースにも長蛇の列ができていました。アウェイ、特に首都圏での愛媛県ＰＲ活動は恒例になりつつありますが、毎回好評をいただいてうれしい限りです。

●そして松山へ（６日目）
【写真13】千葉戦後は、再びバスで移動。翌５月７日の朝10時、無事に愛媛県松山到着。参加メンバーにとって、本当に充実した６日間だったようです。
今回の東日本応援ツアーは、多くの方々とのご縁によって開催できたもの。５月４、５日とバスに同乗してガイドをしてくださったのは「みやぎ愛媛県人会」の高橋副会長。２００６年のＪリーグ参入時に仙台でお会いしてからのご縁です。また、バスツアーは愛媛県社会福祉協議会の助成事業として開催することができました。愛媛県が女川町の担当だったこともあり、昨年４月のチャリティーマッチで作成したメッセージ付き横断幕も同地に届けられました。１年経ってその地に行けたことも何かのご縁です。
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現地との調整は、関東愛媛県人会青年部ボランティア部の方が行ってくださいました。彼らは定期的に気仙沼市で活動しています。昨年12月は愛媛ＦＣ熱烈サポーター・一平くんも気仙沼市に行ってくれました。
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最後に、牡鹿の地を紹介してくれたのは日本代表を応援するちょんまげ隊の皆さまです。中東在住愛媛サポーターの紹介でつながりました。
ちょんまげ隊＆仙台サポーターは、私たちが活動した翌日に牡鹿の小学生50名をユアテックスタジアムの仙台対清水に招待しました。これが３回目のご招待になるそうです。素晴らしい活動です。

●最後に〜参加者の声
今回、東日本大震災から１年経って、初めて現地に足を運びました。もっともっと、関心を持ち続けないといけないということを知りました。そして、遠くからでもできる支援があるということも教えてもらいました。伝えてもらったことを発信していくこと、さらに興味を持ってくれる人を増やしていくことが私たちにできることだと思います。
愛媛とサッカーというキーワードで多くの出会い、経験、感動をいただきました。これも愛媛ＦＣあってこそです。Ｊリーグのある喜びを改めて感じます。

鮎川出身の方が、今回のツアーの様子を掲載したブログをご紹介します。
さらままのブログ
蛤浜（はまぐりはま）は、私たちにとっても大事な場所となりました――

このツアーを知った、宮城県出身で名取市に実家のある東浩史選手も「最近は全国的に震災の話題が少なくなっている中で、ゴールデンウィークに活動してもらったことには本当にありがたい」と感謝していました。震災に関する情報や話題が減っていく一方で、参加した方の言葉にもあるように復興はまだまだこれから、道半ばだということを改めて痛感させられました。このツアーは、サポーターを通じて、そしてサッカー仲間の枠を超えて広がる様々なメッセージを含んだ６日間だったのではではないでしょうか。

以上

2012.05.16 Reported by 近藤義博