チームにとっても、個人にとっても、リーグ戦に繋がるような好材料をできるだけたくさん見出そうという狙いをもって迎えたACLグループステージ最終節、アデレード・ユナイテッド戦。先発のピッチに立ったガンバ大阪の11人のうち、直近のJ1リーグ仙台戦にも出場していたのは、DF中澤聡太、DF丹羽大輝の二人のみ。あとはサブメンバーに名を連ねることが多かった選手たちや、DF内田達也、DF沼田圭悟といった今季初出場の選手たちが先発に名を連ねた。
公式戦では慣れない組み合わせということもあり、ややぎくしゃくした印象の立ち上がりとなったが、時間が経つにつれて徐々に落ち着きを取り戻したG大阪。守備ではセンターバックでコンビを組んだ、DF中澤とDF丹羽が、今季にはあまり見られなかったラインコントロールを徹底。両サイドも含めてうまくラインを上げ下げしながら相手の攻撃を罠にかけるシーンもみられるなど、落ち着いた試合運びをみせる。また攻めてはボランチに入ったMF二川孝広を起点に、パスを繋いだ攻撃サッカーを展開。お互いの距離を近くに保ちながらボールを動かし、アデレードの守備網に揺さぶりをかける。ただ、残念ながらバイタルエリアに突入してからの攻撃のアイデアという点では今季、チームが抱えている課題を露呈することに。中央からの突破やサイド攻撃という風にバリエーションをもたせながらゴールへの積極性はみられるものの、細かな部分でのアイデアが乏しく、なかなかアデレードの守備を打ち破れないまま、前半をスコアレスで折り返す。
リズムとしては決して悪くない状況で迎えた後半も、前半の流れを繋げた立ち上がりに。MF二川を起点に、時には縦に長いボールで、時にはパス交換で揺さぶりをかけながらゴールを目指すが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。しかも65分には右サイドからの早いクロスにダイレクトであわせたアデレードのFWセルジオ ファンダイクにゴールを許し、またしても先制を許す厳しい展開に。それでも守備では久しぶりに公式戦のピッチにたったGK藤ヶ谷陽介のファインセーブにも助けられながら相手の攻撃を跳ね返し、攻めては途中出場のMF大森晃太郎やFW佐藤晃大、FW星原健太らが前線を活性化させるなど、攻守にアグレッシブな姿勢を示しながら我慢強く試合を運ぶ。
ただ、前半同様に、相変わらずゴールが奪えない。しかも、終了間際の88分には相手コーナーキックをニアサイドでクリアしようとしたFW佐藤のヘディングがゴールに吸い込まれてしまい、オウンゴールを献上。点差を広げられてしまう。それでもアディショナルタイム3分を含めて、最後まで果敢にゴールへの意欲を示したG大阪。試合経験のなさゆえの荒削りな面やイージーミスなど課題を露呈した部分はあったものの、一方で「入りは緊張感もあってかミスも出ましたが、そのあとは落ち着いてプレーしていた。リーグ戦に向けて、チャンスがあれば使える選手はいるなと感じた試合だった」と松波正信監督。リーグ戦でスタメンを預かる選手に比べれば、確かにクオリティとしては劣る部分も多々みられたし、フィニッシュの精度でも課題は残ったが、それでも、ラインコントロールの徹底、コンパクトな攻守、人とボールを動かしたパスサッカーという点では、いつも以上に、G大阪らしさを長い時間にわたって感じられた試合だった。
以上
2012.05.17 Reported by 高村美砂
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