仙台の手倉森誠監督は、柏のネルシーニョ監督との対戦はいつも駆け引きを楽しみにしているのだという。ネルシーニョ監督が柏を率いるようになってからの対戦は2011年以来リーグ戦・カップ戦含めて計6回。そのなかには二度のスコアレスドローがあり、決着がついた4試合もすべて1点差。そして決勝点がアディショナルタイムに入ったことは三度ある。
2012年以降はシーズン前の監督会議でもネルシーニョ監督が他の監督に「仙台はいろいろ考えてくる、要注意だ」と冗談交じりに言っていて苦笑いしたとか。「ネルシーニョ監督は策を『ネル』ので。駆け引きを楽しみながら戦いたいですね」とこちらの監督は駄洒落混じりに展望する。
そんな両監督に率いられるチームは、今回は週中にACLの戦いを経てリーグ戦で激突する。仙台はアウェイの江蘇戦で相手の猛攻に耐え抜いて勝点1を獲得、柏はホームでセントラルコーストに逆転勝ち。仙台は中三日、柏は中二日だが、仙台には長距離移動が加わるので、日程上の有利不利は特にないだろう。ともに主力にけが人が出ている状態だが、そういうときこそ、コンディションや選手の組み合わせなど両監督の腕の見せどころは多い、ともいえる。「お互いに今季新しく取り組んでいるフォーメーションなどがあって、戦術にバリエーションを加えています。どういう策をとるか、そこでもう『駆け引き』が始まっています」とは手倉森監督。
柏は特に攻撃陣の組み合わせを多く持ち、ネルシーニョ監督は工藤壮人や田中順也といったタレントを相手によって的確に生かしてくる。そのなかでも今季も脅威なのがレアンドロ ドミンゲス。高いテクニックを生かしてセントラルコースト戦でも大活躍した彼と、新加入の点取り屋・クレオが縦に並ぶかたちは、相手の守備ブロックを破壊する力を持つ。
ユース時代からの古巣・柏を相手にする石川直樹は、「自分にとって特別な試合」と意気込む一方で、相手の攻撃に警戒する。新戦力クレオについても「能力は高いけれど、彼だけに気をつけるのではなく、どこからでも彼にボールが入ってくることをまず注意しないといけない」と、周囲の選手との連係に目を光らせる。「特にレアンドロ ドミンゲス選手を自由にさせないように、ゲームをコントロールしないと」と続けた。
仙台は守備的ポジションに負傷者が多くやりくりが大変なチーム状態だが、12日のACL江蘇戦では林卓人を中心に守備陣が奮闘。パワープレーを多用する相手に押しこまれながら、今季初めて公式戦で無失点を記録した。「フィジカル面でとてもタフな試合でしたが、しっかりコンディションを整えて、ここで得たものをリーグ戦に繋げたい」と林が語ったように、心身のコンディションを整えた上で、いい守備からいい攻撃につなげたいところだ。
ACLの経験を加え、両監督がどのような選手の組み合わせをピッチに送りこむか。試合前も試合中も、策士同士の駆け引きに注目したい。
以上
2013.03.15 Reported by 板垣晴朗
J’s GOALニュース
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