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【J2:第15節 千葉 vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.05.19)

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●反町康治監督(松本):
「常に選手にも話しているんですけど、当然、リーグ戦ですから勝ち、負け、引き分けとあるんですけども、どうやって負けるかということが非常に大事だと。そういう意味では今日はグッドルーザーだなというふうに僕は思っています。特にウチはミッドウィーク(5月15日)に試合があったものですから、それにも関わらずよく本当にウチらしい粘り強さは出せたかなと思いますね。最後はちょっと変な話、選手の層というか、そういうところではまだまだ差があるかなと思いましたけど、20年前にJリーグが発足した時からやっているチームと20年前だったらたぶん田んぼか畑でサッカーをやっているチームとの違いですからね。これから、それを急成長で伸ばしていけばいいわけであって、今日は本当にグッドルーザーだと思います。でも、終わったあとにああいうふうに向こう(千葉)が喜んでいる姿を見ると、黙らせたかったなというのもありますけども、まあ、まだまだだということをサッカーの神様が教えてくれたのかなと思います。偶然でチャンスを作っているチームと必然的にチャンスを作っているチームの差は、(スコアは)この1−0ですけど、まだあるかなと思いますね。ただ、我々はまだ発展途上であって、もっともっとやらなきゃいけないという証拠だと思います。ちょうど(J2リーグ戦が)3分の1終わって、(自分のチームが)無気力な試合もいくつかあったんですけど、そうではない試合が増えてきたというのは良かったと思いますし、今日もあんなにたくさん来ていただいて、終わったあともブーイングせずにチームを鼓舞してくれる(松本)サポーターに感謝したいと思います」

Q:練習取材の際に、今日の試合は成長の度合いを測る試合だと位置付けられていましたが、どういうふうに成長の度合いが見えたのでしょうか?
「思っていたよりも中盤でしっかりとよくボールを動かせたかなと。ただ、最終ラインが残念ながらまだちょっと怖がるというかパスワークができないというか、それはありましたけども、去年に比べれば、ダメでしたと言っちゃうと悲しんでしまうので、良くなったなというふうには僕は思っていますよ。(千葉とは)今季にもう1試合あるので、その時にもっと成長度が上がっていればいいかなと思っています」

Q:今日は今季初めて玉林睦実選手を左サイドで使いましたが、攻守に非常に効いていたように思います。そのあたりの評価と初スタメンの飯尾竜太朗選手の評価をお願いします。
「連戦ということで左サイドを、向こう(千葉)のストロングな右サイドはどこの監督が見たってスカウティングしたらどういう展開になるのか分かるので、ウチのチーム力からいうと向こうのストロングなところもしっかり抑えてゲームプランを作らなければいけないということですね。最終的には違う選手ですけど、そこからやられたら反省点も残りますけど、玉林は良くやったと思います。
飯尾竜太朗に関して言えば、ウチで飯尾と言えばみんな和也だと思うんですけども、竜太朗という弟がいまして。本当の弟じゃないですよ。彼は右サイドの専門性を発揮して、いい入り方をしたと思いますよ。普通はだいたいこういう大きな舞台で出ると、だいたい残り15分ぐらいで足がつるのが普通なんですけども、ウチは全くつらないですよね。だから、それだけしっかりとしたトレーニングを積んでいるという証拠です。まだまだプロの厳しさの洗礼を浴びたと思いますけど、今日は岩渕(良太)も出ましたけど、彼らがどんどんチームの土台になってくれるように期待していますし、竜太朗はこれで少し自信になったんじゃないかなと思いますね」

Q:監督はたぶんあまり悲観していなくて、内容もそんなに悪くなかったと思いますけど、決定機はいくらでもあっても決められなかったというのが正直なところだと思います。どのあたりが課題だと思われますか?
「そうですね。まあ、シュートを打っても逸れてどこに行っているのか分からないチームですからね。ボールを止める、蹴るという作業は今ここで教えてもなかなか良くならないです。だから、もうゴールデンエイジにさかのぼらないといけないので。でも、そこまで面倒は見られないですからね。確かにそうですよ。シュートの段階で力が入っちゃっているのかどうか分からないですけども、そういう練習はよくやっているんですけど、実際、本番で決められるかどうかというのは決定力ですからね。そんな一朝一夕でよくはならないですけど、トレーニングを積んでいくしかないでしょうねという監督の常套句でしょうね」

Q:前半はかなり耐え忍んで0−0で折り返したということではプラン通りかなと思いますが、実際には後半はどういう戦い、動きなどを選手にしてほしかったのでしょうか。
「結構後半になるとかなり後方のスペースも、センターバックの前のスペースも結構空いてくるというふうには考えていたので、やっと攻撃のエンジンはかけやすくなるんじゃないかなと思いました。前半は拮抗してやっていましたけども、後半はちょっとそういう点ではできるんじゃないかなと思っていました。なかなかやっぱり最後のクロスとか、いつも言っていますけどもGKの練習のボールを蹴っているようなものが多いですからね。もったいないなぁとみんな思われると思うんですけど、それは私も思っていますよね。まあ、それしか言いようがないですね」

Q:これで今季の勝敗数、引き分け数が五分になったと思いますが、これでまた出直しと思われるのか、J2リーグの3分の1を消化しての成績をどのように見ますか?
「横並びだったらパチンコならフィーバーじゃないですか。我々の実力だと思っていますよ。勝ちが先行するに越したことはないわけであって、15試合終わった中でイーブンという成績をどう捉えるかということでしょうね。いい試合もありましたし、悪い試合もありました。全体的には悪い試合のほうがちょっと多かったと思います。それが徐々にいい試合になりつつあるのでね。今日みたいに新しい選手がいてもいい試合になっているということは、チームがやっている方向性が間違っていないわけであって、それを継続してやっていくことと同時にもっといろんな意味でスキルアップしていきたいなと思います」

Q:今日の3人の選手交代、特に最初の交代(長沢駿選手から塩沢勝吾選手へ)は早くて、実際に長沢選手は確かにボールが収まらなかったと思います。2人目の交代出場で出たのは弦巻健人選手でしたが、パク カンイル選手という交代策もあったと思いますが、その理由は?
「さっき言ったように竜太朗の体力が最後までもつかなと思ったので、そのためにカンイルは残しておかないといけないかなと思いました。彼も途中から入っても結構流れを変えるような力も持っていますし、それは思ったんですけど、長沢が見ての通りボールが収まらないだけではなくて、やっぱりここをしっかりプレーしてほしいというところでプレーできなければチームの攻撃は成り立たないので。早くカードを切ったほうがいいかなと思いました。これで彼はかなりお灸をすえられたと思うので、明日、彼と話しますけど頑張ってもらいたいですよ。弦巻は結構スペースが空いてきて、そこでボールを受けるのだったら一番うまいので、そこで一つ受けて攻撃のアクセントをつけたかったかなと思っています。(3人目の交代出場の)岩渕は展開力があるので、ボランチに置いて少し展開させて、シュート力もミドルでも力を持っているのでいいところにこぼれてくれれば何かあるんじゃないかなというふうには思いました」

Q:後半になってどういうわけか相手のほうが先に足が止まってしまって、そこからパスが回るようになりましたが、前半はクロスを上げようとしても抑えられてしまっていた。トップへ長いボールをというのをメインでやっていたように見えましたが、ちゃんとパスをつないでやろうとしたのを抑えられたのでそう見えたのか? そうではなくて最初から何か相手の足を止めるとかラインを下げるためにやっていたことなのでしょうか?
「2つあると思います。1つはラインを下げさせるということですね。でも、それは最初からパワープレーをやるわけではなくて、さっきも言いましたように後ろの3人のビルドアップの能力がユベントスと比べると話にならないですよ(笑)。ユベントスの映像は見せましたけどね。(質問した記者から「インテル並みですね」と言われて)まあ、インテルもあれだけ怪我人が出れば質が落ちますけど。そこでプレッシャーが強い時にどうするかというともう逃げ場がなくて苦しんだ末に入れているという状況ですよね。それが改善できればいいんですけど、なかなかできない状況ですよね。ただ、ボランチは今日はすごく安定してボールを動かすことができたと思いますし、前にもいいボールを入れていましたよね。そこの温度差が改善できれば、少しはユベントスに近くなるのではと思いますよ。ただ、我々はできないことを無理矢理やれと言えないし、できないこと、できることをしっかり整理してやらないといけないチーム状況というかチームの力なので、それで変に色気を出してというのは今日も2、3回、またありましたよね。それよりはしっかりと前線へ入れて(相手の)ラインを下げてそこからスタートするということもせざるを得ないと。それは何回も言いましたけどもバルセロナみたいにいいパスワークでやれれば、それに越したことはないんですけど、まだそこまではいっていないということですね。答えになっているかどうか分からないですけど、今のチーム状況でやれることはやっているということです。でも、後半は向こうのほうが足が止まったでしょ。だから、それが効いているわけですよ。(ボクシングの)ジャブ、ジャブ、ジャブ。今日はストレートは入らなかったけど。これは最終的にそういうふうになったわけであって、それでも向こうの足が止まらなければいいと思いますけどね」

以上
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