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【J2:第13節 山形 vs 鳥栖 プレビュー】前節の快勝にも気を引き締めて臨む山形、前節の手応えを連勝につなげたい鳥栖。メンタルの強さが大きなウエイトを占める一戦!(07.05.02)

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5月3日(木)J2 第13節 山形 vs 鳥栖(13:00KICK OFF/NDスタ)
-ゲームサマリーはこちら-

樋口靖洋監督、宮沢克行選手、鈴木雄太選手、佐藤健太郎選手からメッセージ
-勝敗を予想して豪華賞品を手に入れろ! J1・J2グランプリ投票締切迫る!-
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 仙台とのみちのくダービーで3−3のドローに終わり、連勝は4でストップしたものの、山形の勢いは衰えていなかった。前節は攻守で湘南戦を圧倒。前半こそアジエルに危ない場面をつくられたが、修正した後半は湘南のシュート数を0に抑え、攻めては石川、木藤の移籍後初ゴールなど4得点を挙げて快勝した。

 なかでも、樋口監督が絶賛するのは2点目のシーン。左サイドで石川が縦にグラウンダーを入れ、V字ランでスペースへ追った豊田がクロス。豊田と同じタイミングで走り出していた北村がゴール前でしっかりと合わせた。相手の一瞬のギャップを捕らえて逃さず、イメージをシンクロさせながらチャンスを活かしきったこのプレーは、キャンプから取り組んできたことの結実でもある。

 徳島戦の木村に続き、仙台戦ではレオナルドが負傷。最終ラインの4分の2は今季初先発という布陣での無失点勝利も大きな自信となった。チーム全体に好影響をもたらしている。今や勢いの拡大再生産モードに入ったかに見える山形だが、当の選手たちには明るさは感じられても浮かれた様子はない。キャプテン宮沢も「大勝した次の試合は難しくなる。それはチームのみんなも解っている」と慢心をこそ警戒するが、首位・札幌と勝ち点3差の4位というポジションについては「上位のチームと争っているということがチームの活力になる」と、2年ぶりに味わう昇格争いの刺激をプラスにとらえている。

 前節、ホームで東京Vを2−1で下した鳥栖は、今シーズン3勝目。フッキやディエゴの個人技・連携に揺さぶられながらも、今季初出場の右SB日高が懸命に食らいつき、ゴール前では柴小屋が跳ね返す。粘り強く勝ち取ったという意味でも大きな勝ち点3となった。3度の5失点を経験したチームが、第2クール以降の巻き返しへ向けた態勢を徐々に整え始めている。

 攻撃面でも、レオナルドを2トップの一角に据えた東京V戦の布陣は、今後の可能性を感じさせるものだった。2試合連続となるFW藤田の先制点は、高地のフィードで裏を突きDFと1対1に持ち込んだ形だが、レオナルドがサイドに流れる動きでゴール前の守備を手薄にしたことが効いていた。1−1と追いつかれた後の廣瀬の決勝弾も、レオナルドのしぶといポストプレーからのスルーパスと、それを信じた藤田がペナルティーエリアに走り込み、東京Vの守備を混乱させることでお膳立てしたもの。2トップが常に互いを意識しながらプレーすることでゴール前のチャンスは確実に増えるとともに、ドリブルや裏への飛び出しなどレオナルド自身の個人技もより一層生きてくるだろう。

 さらに、鳥栖にとって大きいのは、後半途中から出場し復帰を果たした尹晶煥の存在だ。安心して預けられる場所がフィールドの中央にあることが、どれだけゆとりと落ち着きをもたらすか。東京Vの中盤のプレスがさほど厳しくなかったことを差し引いても、その影響力は明らかだった。オフ・ザ・ボールの状態でも絶えず2トップの動きに目配せする尹が、2トップを操り、さらにサイドチェンジにも役割を果たすことになれば、山形にとってこれ以上厄介なことはない。 

 数字上では今節で首位に立つ可能性も出てきた山形だが、忘れてはならないのは、いま視線の行き先は「上」ではなく「前」であるべきこと。鳥栖はその好調・山形を相手に今季初の連勝を飾ることで、第2クール以降の巻き返しに確かな手応えを感じたい。5連戦の4試合目。いやが上にも、精神力が占める割合は高くなる。

以上

2007.05.02 Reported by 佐藤 円
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