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鹿島「昨季後半のチームのさらなる進化を」【プレビュー:ニューイヤーカップ】

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2016年1月29日(金) 19:14

鹿島「昨季後半のチームのさらなる進化を」【プレビュー:ニューイヤーカップ】

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鹿島「昨季後半のチームのさらなる進化を」【プレビュー:ニューイヤーカップ】
今季も鹿島の中軸を担う柴崎。彼のパフォーマンスが浮沈のカギとなる

昨シーズン、鹿島アントラーズには2つのチームが存在した。1つは前半戦で苦しんだチーム。ホームであるはずの県立カシマサッカースタジアムで勝つことができず、明治安田生命J1リーグ 1stステージは8位と低迷。迎えた2ndステージは下位に沈むチームとの3連戦からスタートしたことで浮上が期待されたが、ここで1勝1分1敗と改善の兆しが見られず、やむなくトニーニョ セレーゾ監督を解任。あとを引き継いだ石井 正忠監督が2つめのチームを立ち上げた。

結果的にこれが功を奏す。Jリーグヤマザキナビスコカップで一昨季の三冠王者であるガンバ大阪に完勝を収め、2ndステージも優勝まであと一歩まで迫る勢いを取り戻した。しかし、首位サンフレッチェ広島まで勝点3足りずに優勝を逃すと、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップにも出場できずシーズンを終えた。とはいえ、大事な試合をことごとく落としていた過去2年間に比べると、ヤマザキナビスコカップを制覇したことで選手たちが得た自信は大きなものがある。「去年できたことの自信が残っている」とは赤﨑 秀平。その自信を胸に、さらなる進化を目指して2016年をスタートさせた。

目指す方向性は2015年後半のチームを、さらに突き詰めていくことだ。宮崎キャンプでも石井監督はより高いレベルを要求している。「よりボールに早くアプローチしよう」
「みんなが目指すのは、これをできるだけ高いレベルで維持しよう」

ボールを失った瞬間にすばやく切り替え、高い意識からアグレッシブにボールを奪いに行き、疲れてきてもそれを維持して連続してボールへアタックする。そのことを宮崎キャンプでは一貫して何度も何度も選手に訴えかけている。

昨季の自信を口にする赤﨑。真のエースへと成長できるか
昨季の自信を口にする赤﨑。真のエースへと成長できるか

選手の反応も上々だ。積極的にトレーニングに取り組み、短時間に濃縮された練習に集中した表情で励んでいる。テキパキと小気味よく切り替わっていく練習は、緊張感に包まれながらも選手たちが伸び伸びプレーしており、非常に良い雰囲気だ。

しかし、すべてが順調に進んでいるわけではない。昨季までの宮崎キャンプは走り込みのメニューが多く、選手には大きな負荷が掛かって怪我人も多かった。そういった状況を懸念して今季はすべてボールを使ったトレーニングを導入しているのだが、新たに導入されたファンクショナルトレーニングの負荷が思いのほか高かったのか、負傷者の数はそれほど減らすことができていない。特に左サイドバックを本職とする選手が山本 脩斗しかおらず、彼だけは怪我をしてほしくなかったのだが、腰を痛めるアクシデントに見舞われてしまった。すでに練習には復帰しているが、Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップへの出場は「試合はちょっと分からない」(山本)と微妙な状況だ。

ただ、シーズンを戦う上でアクシデントは想定されるものであり、備えは必ず必要となる。石井監督は、田中 稔也、平戸 太貴に左サイドバックを挑戦させており、両選手も「チャンスだと思います」と前向きに取り組んでいる。左サイドバックの人選は、この大会における見どころの一つと言えるだろう。

その他の選手では、新加入の永木 亮太が右大腿部裏を痛めており、欠場が濃厚なのは残念だが、一方でFWの軸として期待されるジネイのコンディションが上がってきた。彼のパフォーマンスは今季のチーム成績に直結するだけに仕上がり具合が注目される。

チーム始動から紅白戦を繰り返し、戦術理解を深めてきただけに、どこまで浸透したのか図ることも試合の興味をそそる。特に、攻守の切り替えを早くし、前から追いかける守備戦術をどこまで徹底できるのか。なかでもJ1でも対戦するアビスパ福岡を相手にそれを試せることは、鹿島にとって貴重なテストの場になるだろう。

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