グループG第1節でマレーシア王者・ジョホールを破り、ACLの快勝発進に成功した神戸。外国籍選手出場枠の関係などもあり、今季初戦だったFUJI XEROX SUPER CUPの横浜FM戦からメンバー変更を行って臨んだ一戦だったが、替わって出場した選手もハイパフォーマンスを披露。ドウグラスと古橋 亨梧は横浜FM戦に続くゴールを挙げ、小川 慶治朗はハットトリックの活躍だった。
確かなチーム力を示した格好だが、試合後、また今節へ向けて自戒を込めてコメントしているのが印象的だ。小川は「次の試合が大事。ここで満足していてもダメだし、本当に成長した選手なら続けて(得点を)取る。証明したいなと思う」とすれば、酒井 高徳もホーム戦は「まだACL感がなかった」とし、アウェイ戦に向けて「強い相手であることは分かっているので、1戦目の結果は気にせずに違う試合をやらないといけない」と気を引き締めている。
またジョホール戦では、トルステン フィンク監督の下で基本的なシステムだった3バックではなく、4バックで臨んでいる。指揮官は「今日4バックにした理由は、ボールポゼッションを持つというのは基本だが、より攻撃的に試合に挑みたかった」と理由を説明し、「相手からしても次回は神戸が4バックか、5バックか、どっちか予想ができない状態なので、これも非常に良いことだと思う」とコメント。戦い方のバリエーションの広がりに自信を深めている。
一方、神戸をホームで迎撃する水原三星は、ACL常連として知られる。神戸同様、カップ戦を制して今季のACL出場権を獲得。2018年には準決勝に進出し、鹿島に敗れはしたものの、激闘を繰り広げたことは記憶に新しいところだろう。12日に予定されていた広州恒大との第1節が延期されたため、この神戸戦がACL初戦となる。
居並ぶメンバーは豪華だ。元鳥栖のキム ミヌや甲府などでプレーしたチェ ソングンなどJリーグでもなじみ深い選手をはじめ、昨季のKリーグ1得点王・アダム タガート、新加入組ではカナダ代表のドニール ヘンリー、点取り屋のスレイマン クルピッチなど、警戒すべき選手は多い。採用するフォーメーションも神戸戦に向けて不透明なところがあり、どのようなマッチアップとなるかはキックオフを待つことになる。
いずれにせよ、神戸が狙うのはアウェイでの勝点3獲得。想定される厳しい試合を乗り越え、チームとしての力をさらに高められるか。今節を終えると中3日で明治安田J1の開幕ゲーム・横浜FC戦が待っており、韓国の強豪撃破は、リーグ戦の開幕ダッシュにつなげる最高の機運を生み出すことになりそうだ。
[ 文:小野 慶太 ]