首位でグループGを突破した神戸は、7日のラウンド16でグループHを2位で通過してきた上海上港と対戦。横浜FMと1勝1敗という成績を残したACLの常連チームとの激突だったが、神戸は31分に貴重な先制ゴールを挙げたアンドレス イニエスタの活躍もあり、2-0で快勝。神戸の背番号8は試合後、さらなる高みを見据えて力強い言葉を発している。
「ゴールを決めることでチームの勝利、次のラウンドへの進出に貢献することができてとても幸せです。まだまだ歴史を作り続けていきたいですし、難しいことだとは思いますが、(可能な限り)たどり着けるところまで勝ち進んでいけるようチャレンジし続けなければなりません。今後の対戦相手がどこであれ、今日のように自分たちがピッチでやるべきプレーをし、準決勝進出を懸けて戦いたい」 この試合翌日に行われた準々決勝の組み合わせ抽選で、神戸は水原三星との対戦が決定。同じグループGに所属した水原三星とは、2月に敵地での第2節、12月4日の第6節で相対している。
2月の対戦では神戸が1-0で勝利を収めた。[3-4-2-1]の堅い守備ブロックを築いた相手をうまく崩せず、アンドレス イニエスタもハードなマークの中で多くの時間を抑えられた。それでも終盤、そのアンドレス イニエスタを起点に酒井 高徳がクロスを入れ、最後は古橋 亨梧がゴール。劇的な形で勝点3を手繰り寄せている。
ラウンド16進出を決めている中で迎えた第6節は、神戸はアンドレス イニエスタ、トーマス フェルマーレンらが先発出場したものの、前半だけで交代。後半には古橋やドウグラス、酒井らも出場するなど、主力選手のコンディション調整を重視して臨んでいる。
水原三星はこの試合で[3-5-2]の布陣を敷き、前半はリスクを冒さず、後半にギアを入れてくるなど冷静な試合運びを見せた。セットプレーの流れから2得点を挙げて勝利を収め、土壇場でグループステージ突破を実現。横浜FMとのラウンド16では押される展開が続いたものの3-2で勝ち切っており、勝負強さが光るチームと言えるだろう。
対戦相手が決まったことを受け、三浦 淳寛監督はコメントを発信。「しっかりとわれわれが勝つためのメンバーで、しっかりとした準備をしてリベンジしたい。マリノスに勝ったチームということでJリーグの意地も見せたいと思う」と強い意気込みを口にし、「相手よりも予測、準備、反応を選手たちが意識しながらやれば十分、可能性はある」とマッチアップをにらんだ。
上海上港戦で足を痛めて途中交代したアンドレス イニエスタが出場できるかは不透明であり、中2日での戦いとなるだけに選手のコンディションも気になるところ。ただ、多くの経験豊富なプレーヤーや、指揮官の抜擢に応える若手ら一人ひとりがここまでの躍進を支えてきた。誰が出場しても強い意志と覚悟を背負ってプレーすることになりそうだ。
[ 文:小野 慶太 ]