中2日での再戦となったポートFCとの前節。C大阪は、前々節から先発8人を変更。主力組に戻して試合に臨むと、休養十分の選手たちが開始からエンジン全開で攻め込む。「最初は前から行って、ボールを奪って、速い攻撃をしよう」(大久保 嘉人)と意思統一されたチームは、相手ボールになった際は前からプレスを掛け、高い位置で奪って攻撃につなげる。12分、ショートコーナーから丸橋 祐介のゴールで先制すると、前半終了間際にもCKから2点目。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では7年ぶりとなる大久保のゴールで、2点のリードを得て前半を終えると、後半も開始早々に坂元 達裕の2試合連続ゴールが決まって3点目。試合を決定づけた。その後も交代枠をフルに使い、最後までゴールを目指し続けたC大阪。試合後は、「選手たちが自分たちのクオリティーをしっかりとピッチの中で示した。今日の試合には手ごたえを感じている」とレヴィー クルピ監督も総括した。
今節の相手は、ここまで4連敗中の広州FC。C大阪は初戦でぶつかり、2-0で勝利を収めている。この試合では、ボール保持率71%を記録。シュート数でも大きく上回った。勝負事に絶対はなく、決して油断はできないが、若手主体で今大会に臨んでいる相手に対し、今節も確実に勝点3をつかんで最終節に良い状態で臨みたい。試合のポイントは、いかに相手の守備ブロックを崩すかという点。初戦と同様、ボール保持でC大阪が上回ることは確実なだけに、引いて守る相手からどう得点を奪うか。初戦ではCKから2点を決めたが、流れの中からはこじ開けることができなかった。もっとも、初戦特有の緊張感があり、硬さも取れていない状態でもあった。そこから試合を重ね、タイの環境面やグラウンド状態にも慣れてきた。今節は、しっかりとボールを握った中から崩して得点を重ねていきたい。
選手の起用法にも注目だ。前節の良い流れを踏襲し、ポートFCに快勝したスタメンをそのまま起用するか。それとも再びターンオーバーを敢行し、サブ組主体のメンバーで臨むか。1-1で引き分けた前々節・ポートFC戦で先発した面々は悔しさも抱えているだろう。ここでもう一度チャンスを与え、チームの総合力を高める機会とすることもできる。ただ、確実に勝利を目指し、手堅く主力組で臨むことも、もちろん選択肢としてはある。レヴィー クルピ監督がどのようなマネジメントで今節に臨むか注目したい。いずれにしても、まずは勝利をつかむことが大前提。その上で、選手個々のアピールも最後まで続け、より実りあるACLのグループステージにしたい。
[ 文:小田 尚史 ]