篠田 善之監督は今節に向けて、「前節の浙江戦は先制点を取られてしまったことが痛い。ただでさえオープンになりがちな相手なのに、先制されたことで、俺たちが(ボールを奪いに)行くことではがされてオープンになった。CBとボランチの間がかなり開いてしまったので、今節は同時に出ることとプレスバックを意識したい。前節で感じたことがあるし、ストロングポイントとウィークポイントは見えたので、それを90分間コントロールしたい」と話す。
アウェイでは中国独特の雰囲気もあり、「雰囲気に呑まれた」という表現を使う選手もいたが、今節はホーム。国立競技場でJリーグを代表して戦う責任を背負い、期待と応援を受けて戦えることは強みになる。前節からの修正ポイントとしては先に失点しないことが一番に挙げられるが、その失点はセットプレーからだった。ゾーンの外からヘディングされたこと、またそれをクリアし切れなかったことも痛い。篠田監督は「ゾーンの外から決められれば厳しい。配置の問題もあるが、あれだけ高いボールで、滞空時間が長いボールから入れられた。ボールが空中にあるうちにゾーンの1列目の選手がクリアに行っても良かった。それを自由にやらせたのは目測の誤りやクリアの空振りなどがあったから。コミュニケーション不足、判断ミスを少なくすることが大事」と振り返る。前節は予想していた相手のキッカーが試合に出ず、違う選手がキッカーだったことも対応を難しくした要素の1つだった。
前節は20人の選手で臨んだが、今節はホームなので23人で臨める。また、移動の負担が大きくないことでリーグ戦のメンバーを多めにベンチ入りさせることも予想でき、彼らの起用が増える可能性もある。篠田監督の選択は注目点の1つとなる。
キャプテンの関口 正大は「ACLはホームで勝ってアウェイで負けないこと。アウェイで浙江に負けたので、ホームでしっかり勝たないといけない。2巡目に入り、1回対戦して手ごたえが相手にもあると思うので、簡単なゲームにはならないと思う」と話す。浙江FCに対して「(メルボルンシティ、ブリーラム、浙江FCの3チームの中で)一番強い」と言う選手は少なくない中、浙江FCの外国籍選手への対応は重要になる。とはいえ、手ごたえはある。前節のように相手に合わせた戦いではなく、自分たちが主導権をとりにいく戦いをすれば、勝機は十分にある。リーグ戦では大宮、熊本に2試合連続で2-0の勝利を収めており、この流れをACLにつなげたい。
[ 文:マツオ ジュン ]


