選手たちも同様だ。「この負けをしっかりと受け止めて、矢印を外に向けるのではなく自分たちに向けて、ACL2があるので切り替えてやりたい」と、安部 柊斗もファイティングポーズを崩そうとはしていない。
リーグ戦との並行日程の中で臨んでいるACL2は、完全なターンオーバーではなく、主力も送り出して連勝スタートを切ったG大阪。ダニエル ポヤトス監督の戦略は明確だ。「私自身の狙いはグループステージの突破を早く決めたい。グループステージで勝点9を早く取って突破を近づけたい」。
グループFで首位に立つ中、勝点6で並ぶナムディン(ベトナム)との直接対決は首位通過と今後のマネジメントを考える上で重要な戦いになる。
その上でファン アラーノとウェルトンが戦線離脱中なのは痛手だが、前節・ラーチャブリー(タイ)戦でゴールを決めた食野 亮太郎やベテランの倉田 秋らを含めて、総力戦で勝ち切りたい。
アウェイに乗り込むナムディンは2年連続のACL2出場となり、前回大会はラウンド16まで進出。そのラウンド16では広島に敗れた。ACL2ではスタメンのほとんどが外国籍選手で、かつて岡山でプレーしたFWブレネー マルロスや元川崎F・長崎のMFカイオ セザール(ともにブラジル国籍)、パレスチナ代表FWのマフムード イードには特に注意が必要となる。
柏戦の5失点によってJ1での失点数はリーグワースト3位となってしまったが、ACL2では2試合で1失点のみ。その2試合ともゴールを守っているのがチーム最年長の東口 順昭だ。ラーチャブリー戦では、前半にビッグセーブを連発して勝利に大きく貢献。ナムディンのアタッカー陣は強力だが、「流れを変えるためにも大切な試合。ここでまた流れをつかみたい」と意気込みを口にする。また、「触ることができない選手(最終ラインに欠かせない選手)」とダニエル ポヤトス監督が絶大な信頼を置く中谷 進之介を筆頭に、半田 陸ら最終ラインの耐久力も試される一戦となりそうだ。
目指すのはあくまでも首位でのノックアウトステージ進出。“柏ショック”を払しょくしたいG大阪が今大会、最初の正念場に総力戦で挑む。
[ 文:下薗 昌記 ]