横浜FMは前節、タイ王者・ブリーラムとホームで対戦。11分に井上 健太のゴールで先制すると、27分に相手に退場者が出て数的有利に。前半アディショナルタイムにはアンデルソン ロペスと加藤 聖が得点を決めて、3-0で折り返す。後半も攻撃の手を緩めることなく、57分に再びアンデルソン ロペスが追加点を奪い、最後は植中 朝日が5-0の圧勝劇を締めくくった。
横浜FMは第6節まで開催される年内でのリーグステージ突破確定を目指しており、前節の結果を受けてその目標に一歩近づいた。ただ、リーグステージ敗退となる9位とはいまだ勝点3差とさらに勝利が必要な状況だ。
前々節までを振り返ると、第1節では光州(韓国)に3-7と大敗したものの、第2節では韓国王者の蔚山を4-0で撃破。前々節・山東(中国)戦は2-1で迎えた後半アディショナルタイムにゴールを許して引き分けたものの、試合内容としてはゲームを重ねるごとに良化し、AFCチャンピオンズリーグ2023-24ファイナリストの力量を見せ始めている。
浦項戦から12月8日の明治安田J1第38節・名古屋戦までの12日間で公式戦4試合を戦う。その間には長距離移動が必要な次節・CCマリナーズ(オーストラリア)とのアウェイ戦も控えており、この4戦を考えたチームマネジメントが重要となる。ACLEとJ1が交互に組まれていることから、連戦でも無理が利くアンデルソン ロペスらを除き、“アジア”と“国内”の2チーム体制となるのが定石だろう。
対する浦項は4試合を終えて2勝2敗。上海海港(中国)と山東を下した2勝はホーム、上海申花(中国)とブリーラムに敗れた2敗はアウェイと“内弁慶”の傾向が見られる。0-1で敗れた前々節・ブリーラム戦を除く3試合はスコアが大きく動く大味な内容となっており、横浜FM視点としては打ち合いを想定しておくべきか。
浦項は強烈な外国籍選手を擁しており、エースは190㎝のブラジル国籍ストライカーのジョルジ。今大会はすでに2ゴールと結果を残している。右のサイドアタッカー・ヴァンデルソン、ボランチながら得点力もあるオベルダンを含めて要注意だ。アジアで強さを発揮する横浜FMのエドゥアルド、上島 拓巳とのバトルは見ごたえがあるものになりそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]