2024年で両者が対戦するのは、これで三度目。川崎Fにとって今年の公式戦初戦と同3試合目であるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16で両チームは相まみえた。
川崎Fが、2月13日にアウェイで行われた第1戦を3-2で勝利。ベスト8進出に向けて大きく前進したかと思われたが、ホームでの第2戦は2-4で敗戦。2点ビハインドから59分に追いついたものの、73分に再びリードを許し、2戦合計で同点とされると、90+7分に失点。これによって、大会から姿を消すことになった。
悲願のアジア“青”覇を逃したことがシーズン序盤のメンタル面に大きく影響したことは鬼木 達監督をはじめ、選手たちも認めるところ。ACLでベスト8に進出できていれば、今季の戦いは変わっていたのかもしれない。
仮定の話に意味はなく、その2試合にスタメン出場した山本 悠樹は「それはあとになって分かったこと」としながらも、「やられている相手なので、やり返さなければいけない」と今節に向けて語気を強める。
後半からの再開試合となった明治安田J1第28節・浦和戦から中3日で前節・ブリーラム(タイ)戦、さらにそこから中3日でリーグ前節・東京V戦という、かなりタフなアウェイ連戦となっていた。浦和戦は90分での結果は1-1だったが、11月22日に行われた後半のみのスコアは1-0。ブリーラム戦は3-0。東京V戦は壮絶な打ち合いの末に5-4で勝利と、良い結果を出している。
第5節を終えた時点で、川崎Fは4位。今節で勝利すれば勝点は『12』となり、リーグステージ突破が大きく近づく。ホームゲームであることはもとより、来季のJリーグ開幕日の3日前である2月11日に行われる次節・浦項(韓国)戦を余裕を持った状態で迎えられるようにするためにも、白星をつかみたい。
そのために、東京V戦でプロ初のハットトリックを達成した山田 新、ブリーラム戦でプロ初出場初ゴールを果たした高卒ルーキー・神田 奏真といった若手FWの躍動に期待したい。
対する山東は、川崎Fと勝点2差の7位につけている。リーグステージ突破のためにこの試合が重要になることは、川崎Fと同じ。中国スーパーリーグを5位で終えて以降、ACLEの前々節では浦項に2-4で敗戦。中国FAカップ決勝ではACLEにも出場している上海海港に1-3で敗戦と、苦しい状況が続いていたが、前節はJDT(マレーシア)に1-0で勝利。今節も勝点を積み重ねたいところだろう。
川崎Fが年内に行う公式戦は2試合を残すのみ。山東にリベンジを果たしてリーグステージ突破に前進し、そして4日後にホームで行われるJ1第38節・福岡戦へと気持ちよく向かいたい。
[ 文:菊地 正典 ]