メルボルンでAFCチャンピオンズリーグエリート2025-26のリーグステージ開幕戦を迎えた広島は、勝点3を獲得して第一歩を力強く踏み出した。
広島のスターティングメンバーは、
大迫 敬介がGK。3バックは
佐々木 翔、
荒木 隼人、
キム ジュソンで形成して
塩谷 司はベンチスタートに。ボランチは
川辺 駿と
田中 聡がコンビを組み、右ウイングバックは
中野 就斗、左ウイングバックは
東 俊希が担った。そして、前線は1トップの
木下 康介の下に
マルコス ジュニオールと
中島 洋太朗が並び、昨夏に広島へ加入するまでメルボルン・シティ(オーストラリア)でプレーしていた
トルガイ アルスランがベンチ入りした。
ホームのメルボルン・シティは[4-3-3]のフォーメーションでスタート。今夏に福岡から加入した金森 健志は右ウイングに入り、20歳のマックス カプート(センターFW)、18歳のカヴィアン ラハマニ(左ウイング)という若い選手たちと前線を構成した。
立ち上がりはメルボルン・シティがゴールに向かう場面を作るが、広島の守備陣が冷静に対応して失点を喫することなく試合を進めていく。オーストラリア代表経験も豊富なベテランMFのマシュー レッキーとオーストリア国籍のMFアンドレアス キュンが2列目から出てきても、
田中 聡と
川辺 駿のボランチコンビがタイトに守った。
そして広島は徐々にボールを保持する時間を長くしていき、29分に決定機を迎える。
中野 就斗が右サイドからクロスを上げると、ボールはファーサイドで待っていた
マルコス ジュニオールの下へ。紫の10番はボレーシュートを放ったが、GKパトリック ビーチの好セーブに遭った。
43分には
木下 康介が負傷交代するアクシデントに見舞われ、
ジャーメイン 良と
ヴァレール ジェルマンが出場停止でFWが不足している中、
加藤 陸次樹が1トップに入る。また後半からは、前半に警告を受けていた
東 俊希に代わって
新井 直人が出場。ベンチメンバーも含めたチームの総力で戦っていく中、広島が間隙を突く。
加藤 陸次樹がうまく流したボールに反応してペナルティーエリアに進入した
マルコス ジュニオールがPKを獲得。52分、これを
マルコス ジュニオールが自ら決めて先制点を奪取した。
リードしてから、広島は落ち着いて試合を進めた。攻撃の手は緩めず、スキも見せない。67分にはベテランの
塩谷 司と
前田 直輝を入れて攻守の安定感を高め、81分には
中野 就斗のクロスを
中島 洋太朗がヘディングで合わせて追加点を奪取した。
83分には
トルガイ アルスランが6カ月半ぶりにピッチに立って復帰を果たした広島は、メルボルン・シティに反撃を許すことなくタイムアップの笛を聞く。長時間の移動があった中でもチーム全体で高いパフォーマンスを保ち、勝利をつかみ取った。
[ 文:寺田 弘幸 ]