「しんどいです。けど、これも経験だと思いますし、こういう経験を楽しもうかなと思っています」 日本代表に招集されていたGK大迫 敬介もゆっくりと休む間もなく試合に挑み続けており、チームとしてもインターナショナルマッチウィーク中にはJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準決勝・横浜FC戦を戦った。タイトな日程で多くの試合に挑み続けているが、ミヒャエル スキッベ監督が就任してから4年目のシーズンを迎え、すべての試合を全力で勝ちにいく指揮官のスタンスはチームにすっかりと浸透している。
週末にはJ1第35節・横浜FM戦が控え、翌週末にはルヴァンカップの決勝戦に挑む。本当に慌ただしいスケジュールだが、それでも熱量を保ち続けているのだから頼もしい。
今節で対戦する蔚山はKリーグ1を3連覇していて、6月には浦和とともにアジアを代表してFIFAクラブワールドカップ2025にも出場しているクラブだが、今季は苦しいシーズンを過ごしており、10月9日にシーズンで二度目の監督交代が起こる非常事態となっている。
もっとも、力のある選手はそろっている。ユースディレクターのノ サンレ氏が監督代行を務めて臨んだ18日のKリーグ1第33節・光州FC戦は2-0で勝利しており、その試合でセンターラインを務めたのは経験ある韓国を代表する選手たちと、有力な外国籍アタッカーだ。
GKチョ ヒョヌ、DFキム ヨングォン、MFチョン ウヨン。彼らは日本でもなじみのある韓国を代表する選手たちで、前線には今季のKリーグ1で2ケタ得点を挙げているエリック ファリアスがいる。
また、左ウイングで先発したスウェーデン国籍のグスタフ ルドヴィグソンはその試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いており、37歳になったいまも現役を続けるイ チョンヨンは、途中出場から勝利を決定づける2点目を決めている。
今季のACLEでは、第1節ではホームで終了間際に得点を決めて成都蓉城(中国)から逆転勝利を収め、第2節・上海申花(中国)戦はグスタフ ルドヴィグソンの同点ゴールでアウェイから勝点1を持ち帰っている。
チームとしてアジアの舞台での経験は豊富で、広島にとって難しい90分になることは間違いないが、ボールを奪いにいくアグレッシブな守備と、背後のスペースを突いていくアグレッシブな攻撃を貫いて勝点を持ち帰りたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]